宿のキッチンの設備が十分じゃなかった。
玉ねぎを刻むために、友達が借りてきたナイフ。
なにやら、白い粉がついてるな・・と思ったら、コカインだった。
泊まってた宿。
南米の人がほとんどで、コロンジア人が特に多かった。
コロンビアというと危険なイメージがあるけれど、皆総じて優しくて、親日家な人ばかり。
「コロンビアのココとココには、絶対行った方がいいよ。」
「貴重品を持って、出歩かないでね。」
「日本人の女の子と、友達になりたい。」
そんな理由で、日本語を覚えたいって人もいた。
Te amo (= I love you) を トイレットペーパーで真剣に練習する大人を見るのは、なんだか微笑ましかった。
私の貴重なトイレットペーパーだけど。(笑)
こういうとき、もっと字が得意だったらいいのになって思う。
キトでの滞在が意図せず伸びた私。
観光するのも飽きちゃった。
屋上や誰かの部屋に皆で集まって、お酒を飲みながら映画を見たり、ダンスしたり、お話したり。
そんなダラけた生活が心地よかった。
日本にいる時よりも、誘惑が増える旅中の生活。
マリファナを吸ってる人がいても、特に何も思わなかった。
でも、コカインを吸ってる(吸うっていうのかな?)人を見るのは初めてだった。
小さいストローみたいなもので、片方ずつ鼻の穴からススーっと白い粉を吸い込む。
「吸う?」って、聞かれて一瞬戸惑った。
そう聞くと、「ケミカルだよ。」という答えが返ってきた。
ケミカルなものは、ダメ、絶対!
私の中でのルール。
好奇心旺盛な私だけど、そこには手を出さないようしていた。
「コロンビアではノーマルだよ!」そう楽しそうに彼らは話していた。
恋愛観(SEX観)も全く私とは違ってて、彼らと話すとビックリすることばかりだった。
よくわからない単語が出てきて、詳しく聞くと相手を交換して行う(スワッピング)パーティだった。
「今度行こうよ、ヨーロッパや南アメリカではノーマルだよ。」と、誘われたけど
うーん。
やっぱり、なんかそういうのは嫌だ。
彼らとは、別の世界に私は生きてる気がした。
はたして、本当にノーマルなの?
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