私の知らない世界。




宿のキッチンの設備が十分じゃなかった。

玉ねぎを刻むために、友達が借りてきたナイフ。

なにやら、白い粉がついてるな・・と思ったら、コカインだった。

泊まってた宿。
南米の人がほとんどで、コロンジア人が特に多かった。

コロンビアというと、危険なイメージがあるけれど、
皆総じて優しくて、親日家な人ばかり。

「コロンビアのココとココには、絶対行った方がいいよ。」

「貴重品を持って、出歩かないでね。」

お父さんか!って思うぐらい親切に教えてくれた。


「日本人の女の子と、友達になりたい。」

そんな理由で、日本語を覚えたいって人もいた、

Te amo (= I love you) を トイレットペーパーで真剣に練習する大人を
見るのは、なんだか微笑ましかった。

私の貴重なトイレットペーパーだけど。(笑)
こういうとき、もっと字が得意だったらいいのになって思う。

キトでの滞在が意図せず伸びた私。

観光に行く気になれなくて、

屋上や、誰かの部屋に皆で集まって、お酒を飲みながら
映画を見たり、ダンスしたり、お話したり。

そんなダラけた生活が心地よかった。

だって3か月ほど旅した南米だけど、南米の人と絡む機会って
ほとんどなかったんじゃないかな?

*

日本にいる時よりも、誘惑が増える旅中の生活。

マリファナを吸ってる人がいても、特に何も思わないけど
コカインを吸ってる(吸うっていうのかな?)人を見るのは、初めてだった。

小さいストローみたいなもので、片方ずつ鼻の穴からススーっと白い粉を吸い込む。

「吸う?」って、聞かれて一瞬戸惑った。

「それはナチュラルなもの?ケミカルなもの?」

そう聞くと、「ケミカルだよ。」という答えが返ってきた。

ケミカルなものは、ダメ、絶対!
私の中でのルール。

好奇心旺盛な私だけど、そこには手を出さないようしていた。

「コロンビアではノーマルだよ!」そう楽しそうに彼らは話していた。
(本当に、ノーマルなの?)

恋愛観(SEX観)も全く私とは違ってて、彼らと話すとビックリすることばかりだった。

よくわからない単語が出てきて、詳しく聞くと相手を交換して行う(スワッピング)
パーティだった。

「今度行こうよ、ヨーロッパや南アメリカではノーマルだよ。」と、誘われたけど
(本当に、ノーマルなの?)

うーん。

やっぱり、なんかそういうのは嫌で・・

彼らとは、別の世界に私は生きてる気がした。

世界って、広いんだなー。。

本当にノーマルなのかな

 







 



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