私がリオに行ったのは、オリンピックが閉会し、パラリンピックが開催中のとき。
パラリンピックのチケットの値段、いくらだと思います?
安い種目だと、10レアル(約310円)
他の種目も、30レアル(約945円)ぐらいで見れちゃうんです。
この値段、オリンピックのチケットよりもだいぶ安い。
オリンピックは見に行かなかったブラジル人も、パラリンピックのチケットは安いから、見に行く人も多いんだそう。
当初はパラリンピックのチケットの売り上げの低迷が心配されてたけど、
最終的には、総数250万枚中約210万枚が売れて、史上最多だったロンドン大会に次ぐ販売枚数になったんだとか・・
*
オリンピック、パラリンピックが開催中の時は、交通機関も特別で、当日の観戦チケットがないと乗れない場所がありました。
そんなことは露知らず・・
普通に地下鉄のチケットを買って改札を通り、目的地に行こうとしたら
「パラリンピックの観戦チケット持ってる?」って、チェックしてる人たちに止められた。
え、何のこと?チケットなんて持ってないよ。
そう言うと、「ここは、観戦チケットがないと、通れないよ!」と、通してもらえなかった。
え、昨日は通れたよ!(本当に、なぜか通れたの!)
粘るも、NO,NO と通してもらえなかった。(そりゃ、そうか。)
じゃあ、お金返してよ!というも、NO,NO
「君は、英語話せないの?」の言葉に少しカチンとし、ちょっと粘っちゃった。
たった、130円のことなのに・・
そして、本当に話せないのが真実なんだけど。
結局、しょうがないな~!と
通してくれた彼。
「で、一体これからどこに行くの?」と聞かれたので、目的地を言うと「今からは、遠いし止めておけ。」とのこと。
またまた宿を出るのが遅れて、この時はすでに13時ぐらい。
女一人で、そこに遅い時間に行くのは危ないらしい。
彼 「え?一人なの?友達いないの?なんで?」
女忍者 「そうだよ、一人で行くよ!一人旅だもん!」
彼 「じゃあ、明日仕事休みだし、僕がついてってあげるよ!」
女忍者 「え!いいの?」
さっきまで少し言い合いしてた相手と、駅のホームでコソコソとFACEBOOKを交換したのでした。
いや、だって彼、ちょっと可愛い顔してたからさ..(本音)
ふとしたところで出会いがあって、FACEBOOKを交換したんだけどパーッと彼のタイムラインを見ると、
彼女と超ラブラブ。
南米の人って、彼女とのラブラブなやりとりを公開してる人が多いんですよね。
Te extraño. とか、Te amo とかTe quieroとか。
それ、二人のメッセージでやりとりすればいいじゃん?と思うことも、全体公開でラブラブ度をアピールするから、びっくりしちゃいます。
「別れたらどうするんだろう?」と思って、コッソリ何人かのfacebookを調査してると
「○○と付き合いました!」とかラブラブな写真を残してる人が結構多い。
(文化の違い!)
恋愛話が好きなので、南米の人と付き合ってる日本人に話を聞いたりするんだけど
「好き、好き。」ってアピールするのが当然の文化なので、(周りに人がいても)それが、日本と違って少し難しいらしい。
日本って好きな人に、愛してるとか中々言わないですもんね。
言わないのが美徳みたいな?
人によるけどさ。
話がそれましたが・・
そんなラブラブな彼女がいると知った彼なので、(そして私も既婚者なので)
「一緒に行っても彼女は、怒らないの?」 と、一応聞いたのですが問題ないよ。とのこと。
日本の文化が好きなので、日本語を教えてほしいんだって。
それから具体的な、明日の待ち合わせ時刻などの話をする前に年齢の話になりました。
「ところで、あなたは何歳?」 って。
キター。
年齢の話されるの、最近苦手なのです。
だって、ほとんどが年下なんだもん・・
推測するに、FACEBOOKを交換した彼は、22歳ぐらい。
そんな彼に、30歳だなんて言いたくないな。でも、嘘つく理由もないしな、、
と戸惑って、先に彼の年齢を聞きました。
25歳。だって。
思ったより上だったけれど、それでも若い。
まぁ、嫌だったけど、正直に30歳って言いましたよ。
日本人ってたいてい若く見られるので、もちろん彼は、びっくりしてたのだけど気にせず
明日の時間や、待合せ場所の話を続けました。
・・が、
あれれ?当日宿を出る時間になっても、彼からのメッセージが帰ってこない。
え、もしかして。
ブッチですか!(涙)
いや、いいんですよ。別に。
わ、私、一人でも行けるもん!悲しくなんてないんだから。(涙)
と、いうことで。結局バスを乗り継いで、一人でそこへ向かうことにした女忍者でした。
片道3時間。いやー、遠かった。
苦労して辿りついたその場所は・・
ペドラドテレグラフォから帰ってきたら、彼からメッセージが届いていた。
Good morningって。
ちょうど私が宿を出た時間ぐらいに。
遅っ!
これが日本人だったらもしかして違ってたのかもしれませんが、ブッチされても、怒りの感情は不思議とわいてこなかった。
すこし、悲しかったけど。
というのも、数日前に同じ宿に泊まってたコロンビア人にもブッチされてたから。(がーん。)
三人でビーチで待ち合わせしてたのですが、時間になってもまだ宿にいたんですよ、彼だけ。
南米の人は時間を守らない。
そんな概念がすっかり出来上がっていたので、まぁ、しょうがないなぁ~!っていう感じ。
日本でいうと、沖縄時間みたいなイメージ?ね、しょうがないでしょ?
地下鉄で出会ったブラジル人の彼から、明日、仕事が終わった後に、ビーチに一緒に行こう。とメッセージがきた。
昼間は別のビーチに行く予定だったけど、特にそれ以外の予定はなかったので、OK!と返事を送った。
宿で仲良くなった女の子も、暇だからついてきてくれるみたいだったし。
この頃の私は泳げないくせに、ビーチばっかり行ってましたよ。マット敷いてビーチで昼寝が趣味。
どうせ、また会えないんだろうな~。
半信半疑で待ち合わせ場所へ向かいましたが、意外にも彼はそこにいた。
今度は私が道に迷って、1時間ぐらい遅れちゃったから、もう待ってないと思ってたよ。
もう暗くて、ビーチは全く見えなかった。(残念)
彼は、以前に会った時と大分イメージが違った。すごく明るい。
とにかくよく喋る、喋る。
みんな英語が得意じゃないから、何言ってるのか通じないことばっかりだったけど、不思議と居心地は悪くなかった。
くだらない話ししか、してなかったんだけどね。
一番、ビックリしたのは服の上からでもわかる、彼の筋肉。(そこ?)
前、そんな筋肉あったっけ?と、思わず聞いてしまうぐらい、可愛らしい顔と体がミスマッチ。
ビーチに行った時に、毎回ガン見してしまいますが、ブラジル人。
鍛えてて良い体してる人がすごく多いんですよね。
(ちなみに女忍者は、6パックは好きだけど、ありすぎる胸の筋肉は苦手です..
彼も、毎日ジムに通ってるそう。
体のために、タバコも吸わないし、ビールも飲まないんだって!
バーに行ったけど、サイダーしか飲んでなかった。
彼は日本に行って、働きたいそう。
日本は高いから、まだ行けないんだ~!
そう話してたけど、ブラジルから日本は、安い時期で片道500ドルで行ける。
ブラジルの物価からすれば、日本に行くのはそんなに難しいことじゃないと思うけど?
車も欲しいし、いずれは家も欲しい。
要するに、日本へ行きたいという優先順位はそんなに高くなさそうだった。
日本に行ったときに、ご馳走してね。
そう言ってお会計は、彼が出してくれた。
帰りにはブラジルのチュロス(中にチョコクリームを入れてくれるの!)も食べなよ!って買って来てくれた。
年下なのに。
地下鉄で、大人げなく喧嘩したのに。
なんか、すんません。
ありがとう。
もうちょっと私が若くて、結婚してなかったら、運命の出会いだ!なんて、飛びついてたんだろうな。大人になったもんだ。
ちなみに、一番聞きたかったこと。
なんで、あの時メッセージ返さなくなったの?
私が30歳だからかい?
あ~。
僕、高所恐怖症だから行きたくなかったんだ~。
え、そこ?
じゃあ、最初から連れてってくれる気なかったじゃん!怒
まっ、いいか。
彼が日本に来たときは、日本をもっと好きになってくれるよう、おもてなししよう。
それにしても、どんなとこに出会いがあるかわからない。
彼がいい人で良かった。
いや、いい人だと勘でわかったから、こうやって遊びに行ったんだろうな。
コメント
コメント一覧 (4件)
年齢聞いてブッチするってことは『女』とみていたわけですから
ブッチされてよかったんですよ!
これで年齢が彼の好みの範囲だったら危なかったかもですよ!
hanaさん
コメントありがとうございます!
たしかに、女としてみられてたと思います!w
のちに、再開したのですが、、笑
こんにちは、たぶん寝坊したんですよ、きっと。。 って書こうとしてたら、再会したんですね。(-_^)
ってところで、空港で会われた方ですが、バイクツーリングしてるってのが気になるのですが、お金持っていそうな感じでした?
バイク空輸するととんでもなく高いはずなので。。あー自分もいつかは!
hiroronさん
へへへ、実は再開してました!w
そうなんですか!
そんなにお金かかるんですね〜、シラナカッタ!
そう言われれば、、
お金持ってそうな感じでした(=゚ω゚)ノ