- ヨガのインストラクターになりたいけど、身体が硬い
- そもそもヨガのインストラクターってどうやったらなれるの?
ヨガのインストラクターになりたい!
でも、インストラクターになるにあたって様々な疑問・悩みがでてくると思います。
この記事を書いた人
RiE
ヨガ歴10年、講師歴6年のフリーヨガインストラクター
週10本ほど、ヨガクラスを担当。
趣味は美味しいものを食べること、料理、読書、美容です。
Instagram: irie_yoga_life
こんにちは!
ヨガ歴10年、インストラクター歴6年の経験を持つ現役ヨガインストラクターのRiEです。
近年のヨガブームで、ヨガインストラクターを目指す人が増えてきました。
皆さんの周りにも、ヨガの資格を持っている人はいるのではないでしょうか?
ヨガインストラクターというと、「キラキラしていて身体が柔らかくて健康的」というイメージがあるかもしれません。
でも、実はそうじゃないんです。
今回は現役ヨガインストラクターのRiEが、ヨガインストラクターのなり方や資格、よく聞かれることを書いていきます。
ヨガインストラクターになりたい皆さんの疑問やお悩みにお答えするので、インストラクターの仕事に興味を持たれてる方!
ぜひ読んでってくださいね。
ヨガインストラクターになるために何をすればいいの?
「ヨガのインストラクターになりたい!」と思ったときに、何をすればいいか書いていきます。
インストラクターになるのに資格は必須ではない
日本では、ヨガインストラクターの国家試験や統一された資格はありません。
なので、資格がなくてもヨガインストラクターになることができるのです。
ある程度、ヨガの経験と指導する技術があれば、「私はヨガインストラクターです!」と言って、教えることができてしまうのです。
資格は必須ではないけど知識がなければ危険
毎日ヨガスタジオに通って練習していても、ポーズの形は分かってもインストラクターとしてのスキルや知識は身に付きません。
「ヨガのポーズを知っている」「ポーズができる」だけでは、インストラクターとして指導することは難しいのです。
知識のないまま指導すると、生徒さんが身体を痛めたり、ケガをしてしまう可能性があります。
大好きなヨガを教えるのであれば、ケガなく安全にヨガの素晴らしさを伝えてほしいです。
そのためには、解剖学など身体の使い方について最低限学ぶことが必要です。
最短でヨガインストラクターになりたい人にとてもおすすめなので、とりあえず応募してみるといいと思います。
ヨガインストラクターの資格について
①各ヨガスタジオが独自で行っている養成講座
そのスタジオによって流派や独自のカリキュラムがあり、卒業するとその団体の認定証がもらえます。
トレーニング時間・カリキュラム内容は団体によって異なります。
資格のレベルごとに段階を分けているところや、各分野の専門家を招いて講座を組み合わせて、1つの養成講座としているところもあります。
②RYT
世界で最も知名度のあるヨガ協会が認定したプログラムです。
RTYは「 全米ヨガアライアンス 協会」が定めた基準を満たした認定校で受けます。
規定のカリキュラムを200時間、500時間のコースを受講。
すると「全米ヨガアライアンス認定インストラクター」として活躍することができ、RYT200、RYT500に登録できます。
※申請が必要です
RYTとは
ここからはRYTについて説明していきます。
RYT200はヨガインストラクターの証
RYTは「国際ライセンス」のようなもので、現在活躍しているヨガインストラクターの多くがRYT200を取得しています。
日本では、RYTは全米ヨガアライアンスが認定した日本国内の養成スクールや海外での短期資格取得が一般的です。
RYTが認定した養成スクールで200時間のトレーニングを受講してRYT200を取得することは、
一定の知識や技術を持ったインストラクターであることを示す一つの証と言えるのです。
RYTの種類
RYTも様々な種類があります。
- RYT200(Registered Yoga Teachers )200時間
- RYT500(Registered Yoga Teachers )500時間
- RCYT(Registered Children’s Yoga Teacher)キッズヨガ
- RPYT(Registered Prenatal Yoga Teacher)マタニティヨガ など
RYT200 のカリキュラム内容
全米ヨガアライアンスが提示しているRYTのカリキュラム内容です。
世界共通で、分野において各トレーニング時間数が決められています。
- ヨガ実践(100時間以上)
- ヨガ指導技術(25時間以上)
- ヨガ解剖学(20時間以上)
- ヨガ指導者としてのヨガ哲学、ライフスタイル、道徳 (30時間以上)
- 実技演習(10時間以上)
このように条件は決められていますが、スクールによって重視する内容や流派などが異なります。
200時間のカリキュラム修了後、RYT200の登録申請が可能になります。
受講費用について
受講費用は、日本で受けると、RYT200は40~65万円ほど。
RYT500は60〜100万円程というのが一般的です。
受講期間は最短で数週間のものから、1年程のものまで様々です。
※費用や受講期間は、カリキュラム内容と同じように各スクールによって異なります。
費用が安すぎるもの、受講期間が短すぎるものは、
「なぜ安く受講できるのか」「なぜ短期取得ができるのか」など事前に確認したほうがトラブルが防げます。
資格取得後の働き方
資格取得後にみなさんどんな道を歩むかというと・・
- ヨガスタジオなどに応募後オーディションを受けて、フリーのヨガインストラクターとして活躍する人
- スタジオやスポーツジムなどには所属せずに、自宅や場所を借りてレッスンを開催する人
- ヨガスタジオへ就職して正社員になる人
- 自分でヨガスタジオを経営する人
資格を取得したあと、様々なヨガインストラクターとしての働き方があります。
よくある疑問
ここからは、ヨガインストラクターになるために、疑問に浮かぶことを答えていきます。
身体が硬くてもヨガのインストラクターになれる?
ヨガインストラクターというと、しなやかな身体で柔軟性が高いイメージがあるかもしれません。
「インストラクターになりたいけど、身体が硬いから無理かも」と諦めていませんか?
確かに、生徒さんの前でポーズを取る場合、身体が柔らかい方がお手本になるかもしれません。
ですが、ポーズのデモンストレーションをしなくても口頭でインストラクションは可能です。
ヨガインストラクターの仕事は、ポーズを綺麗にとることではありません。
養成スクールに通っているときも、周りは綺麗にポーズができているのに、自分はできなくて凹むこともありました。
ですが、ヨガが大好きだったのでほぼ毎日レッスンに通ってヨガの効果を実感したり、解剖学を繰り返し勉強しました。
でも、練習を続けていれば柔軟性と筋力がついて、少しずつ身体が変化してくるんです。
身体は毎日向き合うことによって、少しずつ変わっていきます。
なので、体が硬いからとあきらめる必要はありません。
また身体が硬いということは、身体が硬いことがお悩みの生徒さんの気持ちも理解できます。
そして知識があればアドバイスもできますし、生徒さんのお悩みを解決することもできるようになります。
ヨガは柔軟性より表現力が大切!
ヨガインストラクターの仕事は、ポーズを綺麗にとることではありません。
生徒さんの心と身体の調和をサポートすることです。
ポーズのデモンストレーションをすることも大切です。
でもそれ以上に、耳からの情報が大切です。
表現力というと、何か芸術的で想像力が豊かでないといけないと思うかもしれません。
しかし、特別なことをする必要はありません。
日頃からたくさんヨガをして、自分の身体に効果や感覚を覚えさせましょう。
自分が感じた効果や感覚を自分の言葉でメモするのもオススメです!
資格で判断しない
現在活躍しているヨガインストラクターの多くがRYT200取得していると言いましたが、
RYT200を持っているからといって、「ヨガインストラクターとして素晴らしい」とは限りません!
RYT200を持っていないヨガインストラクターでも、素敵なインストラクターはたくさんいます。
大切なのは資格取得後、学んだことを実践・経験すること。
そして、更に学び続けることが大切なのです。
ヨガインストラクターの給料の相場
フリーランスでスタジオやジムと契約する場合、1レッスン単位で2,000~5,000円が相場です。
固定給のところもあれば、参加した生徒の数によって料金が変わる歩合制のところもあります。
生徒の参加人数が少なかったり、レッスン自体がクローズになると収入が不安定になります。
でも、自分のがんばり次第で収入を上げることが可能です。
企業ヨガやプライベートレッスンの場合、1レッスン1万円以上の料金になることもあります。
ヨガスタジオに正社員で所属するの場合、年収250~400万円程です。
ヨガインストラクターだけで生活できる?
フリーランスでヨガインストラクターとして生計を立てたい場合・・
普通のOLさん並の収入を得るために、週15〜20本程(1日3〜4本)レッスン数をこなす必要があります。
そして自分の練習時間や勉強時間が取れなくなってしまうこともあります。
スタジオで長く働けば料金が上がるものではありませんが、クラスの実績や人気度などによって給料の交渉することは可能です。
またワークショップや特別クラスなどを有料講座で開催すると、収入アップに繋がります。
ヨガインストラクターになりたい人へ
ヨガインストラクターになりたい方は、これだけは覚えておいてください。
ヨガが好きであること
これはヨガインストラクターにとって一番大切なことだと思います。
どんな仕事で辛いことがあっても、心から好きなことであれば、乗り越えようという気持ちになります。
勉強し続けること
ヨガの世界に、終わりはありません。
資格を取ったあとも、ポーズの練習をしたり、哲学や解剖学の本を読んだり、ワークショップを受けたり・・
向上心を持ってコツコツ勉強し続けることが大切です。
厳しい言い方をすると、練習や勉強をしないインストラクターはインストラクターに向かないでしょう。
人と関わることが好き
ヨガインストラクターは、ヨガレッスンをすることだけが仕事ではありません。
レッスン前後など生徒さんとコミュニケーションを図って信頼関係を築くことが大切です。
生徒さんと信頼関係が生まれると、レッスンをリピートしてくれるようになります。
接客や営業経験のある人や人と関わることが好きな人は、ぜひそのスキルを活かしてください。
自分の個性を活かそう
モデル、タレント、女優、ダンサーなどからヨガインストラクターへ転身したり兼業している人がいます。
この投稿をInstagramで見る
ヨガの本来の目的は、自分と向き合うことです。
ヨガインストラクターは、生徒さんの心と身体の調和をサポートすることが仕事です。
年齢がいくつだろうと、「インストラクターになりたい!」と思った時がタイミングですし、
容姿よりもインストラクターの雰囲気やレッスン内容が大切です。
さいごに
資格を取らなくてもヨガインストラクターになることは可能です。
ですが、ケガなく安全に指導するためにスキルと知識を学ぶことが大切です。
「ヨガインストラクターになるために資格を取りたいけど、どの資格を取っていいか分からない」という方は、
まずはたくさんヨガレッスンを受けてみましょう!
インストラクターによって同じポーズでも伝え方が違ったり、興味のある流派や方向性も見えてくると思います。
ネットの口コミも参考になりますが、実際に自分で足を運んで生の声を聞いてみることが大切です。
思い立ったが吉日です!
ヨガインストラクターになりたいと思っている方、ぜひ一歩踏み出してみませんか?
どうぞ、この記事が参考になると嬉しいです。
コメント