こんにちは、女忍者(@nappy_saya)です!
たまには旅ブログをお休みして、好き勝手書いてみます!
フェズで泊まった宿。Hotel Agadir
日本人宿ではないけれど日本人ばっかりだった。
ちょっと遠いけど大っきいスーパーもあったので・・
エッサウィラ以来のシェア飯をいただいたりして、楽しく過ごしました。
(モロッコとは思えない近代的なショッピングモール。)
この宿で、1人の日本人の男の子と出会った。
私と8個ぐらい歳が離れた平成生まれの男の子。
彼がなかなか面白くて、私とは180度違う価値観を持っていた。
- 働きたくない!(今まで一度も就職したことない。)
- 愛ってなんなの?おいしいの?(でも女には、困ったことない。)

ただ、これが身内となると話は別で・・
自由に生きてるつもりだったけど、「意外と私は安定を求めてるの?」と、色々と考え出してしまった。

以降回想スタート!
今から約7年前。
社会人1年目のクリスマスイブの前の日。
私とてれさ(旦那)は出会った。
「共通の友人の紹介」という、よくある平凡な出会い方。
電車のホームでハンカチを落として、『落としましたよ。』って優しくハンカチを拾ってくれる男性と恋に落ちるのかな?
本屋で読みたかった本を見つけ、手を伸ばしたと同時に、同じ本を掴もうとした男性と恋が始まるのかな?
当時から夢みがちだった私は、『運命の出会い』というものを妄想をしていた。
けれど、現実はそうドラマチックなものではなかった。
付き合いたてのころ。
彼は仕事を辞めて、建築の学校に通い直していた学生だった。
今年の3月に卒業するということで、一人で1ヶ月ほどタイに行きたいというのだ。

寂しいながらも見送ったけど、帰ってきた彼の言葉に驚愕して、別れを考えた。
「俺、このまま就職せずに、一年ぐらい海外ふらふらして来よっかなぁ〜。」

この人とは、もう無理だと確信した瞬間だった。
自分がこんなに必死に働いてるのに・・「こいつめ、何を言い出すんだろう。」と少し腹も立った。
なんやかんやで結局、彼は就職した。
それなのに数年後まさか仕事を辞めて、夫婦でこうやって海外をふらふらしてるのだから、人生は何があるかわからない。

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「恋愛と結婚は別」とよく言われるけれど、私は女子は結婚に安定を求めるのだと思う。
やっぱりお金には困りたくないし、今の生活水準を下げることは嫌でしょ?
だから、コンパでも名の知れた有名企業で働いてる人だと、かっこよくなくても多少はチヤホヤされるのだろう。
その点、旅人は「安定」とはまったく逆の位置にいる。
日本に帰ってから就職し直す人もいれば、就職しない人もいる。
日本の勤務体系は、世界的に見ればやっぱりちょっと変わってて。
旅することで、それに気づく人も多い。
日本でちょっと働いて、その資金で海外をふらふらする。
お金がなくなれば、また日本に帰って、貯まればまた海外に行く。
旅好きにはそんな生活をおくる人もいるだろう。
私はこうやって、ふらふらしてても構わないけど、結婚相手に求めるものはやっぱり安定で..

自分の仕事が好きで、仕事がんばってる人がいいな〜。
彼を見ていて、勝手ながらこんなことを考えていた。(そして、彼にも感想を話した。)
自分はいいの。何してても。
他人もいいの。何してても。
でも結婚相手に求めるものは違う。
だって、自分に害があるから。
『あなたのこういうとこが、嫌だ。直してほしい。』
旅中はよくそう言い合って、お互いに何回も気分を悪くした。
他人なら気にならないことも、これが旦那になるとすごく気になる。
他人じゃなくて家族だから。
距離が近すぎたのも原因なのかな?

でも女子ってそういうもんじゃない?
しょうがないでしょ。
そう一人で勝手に考え、開き直ってた。
「旅が終わって日本に帰ったら、私とてれさがバリバリ働いてますように。」
「そして、次回旅で再開する時には、喧嘩することが減りますように。」
「一人で旅してるのと同様に、楽しく過ごせますように。」
ロスバケして、ついに3日目。
隣のベッドで寝ていたのりちゃんの『嫌だぁ〜』っていう寝言 が、そんなことを思ってる時に聞こえた。
「彼女の荷物が早く届きますように。」その願い事に、追加しといたよ。
もやもや考えながら、眠りについたフェズでの夜。
「 旅を仕事に出来たら、一番いいのかな?」
・・
旅してると、色んな価値観を持ってる人に出会う。
そして、私はどんなことを考えてるんだろう?
どんな価値観を持ってるんだろう?と自答したくなる。
人との出会いはやっぱり面白い。
一生旅人の人と結婚するのは嫌だ!
私はやっぱり結婚に安定を求める。
でも、こんなこと書くと怒られそうなので、※あくまでも、個人の感想です。
って最後に書いて終わっときます。