こんにちは、女忍者(@nappy_saya)です。
まだ、あまり有名ではない。ペルークスコの新観光名所
レインボーマウンテン って知ってますか?
日本でレインボーマウンテンといえば、コーヒーが有名ですが、コーヒーじゃない方のレインボーマウンテンです!
一度は行ってみたい憧れの絶景、マチョピチュの記事を以前書きましたが・・
もしかしたら、レインボーマウンテンはマチュピチュより凄いんじゃないかって思いました!
ペルーに訪れるみなさん。
レインボーマウンテンは「絶景」という言葉が本当に似合う素晴らしい場所でしたので是非お勧めしたい観光地です。
普通にふらっと行くようなとこではありませんでしたので、心して行って来て下さい。
知っておきたいレインボーマウンテンの旅行情報
まずはレインボーマウンテンに旅行に行く前に知っておきたい基本情報を書いていきます。旅行の準備を制するものが、レインボーマウンテンを制します!
レインボーマウンテンとは?
レインボーマウンテンと言えば、日本ではBOSSのコーヒーが有名ですがコーヒーとは関係ありません。笑
ペルーのクスコから日帰りでいけるレインボーマウンテンは、名前の通り虹のような山です。
世界遺産ではないのでまだあまり有名ではありませんが、ペルーのクスコの旅行会社に行けば、レインボーマウンテンへのツアーはたくさんありました。
おそらく、これからもっと有名な観光地になるはずです。
インカ帝国の時代から聖なる山として現地の人に崇められてきたネバドアウサンガテ山(標高6,384 m)の近くにあります。
住所:Av. Grau 1129B 2do Piso ペルー
レインボーマウンテンの標高
クスコの標高が3400m。レインボーマウンテンの登山口の標高は4380m。
レインボーマウンテンの山頂の標高は、なんと5037mです。
富士山の標高は・・
3776m なんです。
富士山の山頂より高い4380mから、レインボーマウンテンの登山は始まります。
この標高の高さが、レインボーマウンテンへの道のりが厳しい理由です。
私は前情報があまりなく、舐めてかかっていたので(もちろん忍者の衣装で登ったし)、
しんどくて死ぬかと思いました。
のんきにポーズとってますが、このときは死にかけです。笑
高山病に注意!
高山病は、一般的に標高2500m以上の高所でかかると言われています。
レインボーマウンテンの山頂の標高は、5037mなので、高山病になる確率は非常に高いです。
高山病の症状
高山では空気が地上に比べて薄いので、地上にいるときには起こらない様々な症状が現れます。
症状は、頭痛、吐き気、嘔吐、眠気(めまい)である。他に、顔や手足のむくみ、眠気やあくびなどの睡眠障害、運動失調、低圧と消化器官の機能低下からくる放屁などが現れることもある。低酸素状態において数時間で発症し、一般には1日後 – 数日後には自然消失する。しかし、重症の場合は高地脳浮腫(High-Altitude Cerebral Edema; HACE)や高地肺水腫(High-Altitude Pulmonary Edema; 症HAPE)を起こし、死に至ることもある。
最悪死にいたることもある病気です。
私はレインボーマウンテンの山頂では写真を撮ることに必死でしたが、実は頭が痛くなってました。
景色がすごいので、どうしても山頂に長く滞在したくなりますが、標高5037mと非常に高い場所なのであまり長く滞在するのは期限です。
高山病の予防と対策
高山病の予防と対策として、以下のことに気をつけてください。
- お酒を飲みすぎない。
- ご飯を食べ過ぎない。
- タバコを吸いすぎない。
- 体を締め付けすぎる服を着ない。
- 大きく息を吸い込む。
どうしても心配な方は、高山病の予防薬もありますので購入しておきましょう。
レインボーマウンテンンのベストシーズン
ペルーは南大陸にあるので、季節は日本と反対です。
- 日本の夏にあたり、雨季なのが11~4月
- 日本の冬にあたり、乾季なのが4月~10月
ちなみに時間も正反対。
日本が朝9時の時、ペルーは夜の21時です。
冬といっても日本よりは寒くないので、レインボー旅行のベストシーズンは乾季の4月~10月に当たります。
ちなみに私がレインボーマウンテンに行ったのは、ちょうど今から一年前2016年の5月16日。
ペルーのクスコに到着してから天気予報を見て、晴れそうな日を選んでからツアー会社で事前に手配しました。
持っていくべき持ち物・服装
<持ち物>
・水(高山予防のために私は500リットルのペットボトルの水を2本持ってきました。)
・お金(朝食、昼食は含まれています。入場料10ソルが必要です。)
・日焼け止め
・コカキャンディ(高山病予防になります。)
<服装>
・防寒着(標高が高いため、とても寒いです。)
・履きなれた靴(私はスニーカーで行きました。)
忍者衣装では参考にならないと思いますので、同行者の服装がわかる写真を載せておきます。
マチュピチュとレインボーマウンテン、どちらに先に行くのがいいか?
私はレインボーマウンテンに先に行ってから、マチュピチュに行きました。
どちらが先でも構いません。天気予報で判断してください。
レインボーマウンテンのベストな写真を撮るために、天気はとても重要です。
もし雨が降ってたら、鮮やかな写真は撮れないからです。
↓↓ 参考までに、曇りの日に撮られたであろうフリー写真!
どうでしょう?冒頭の女忍者の写真と比べたら鮮やかさに欠けますよね?
それに、カラフルなレインボーマウンテンにはやっぱり青い空が似合いますね!
私はマチュピチュには3日間かけて行きました。
- 1日目:移動
- 2日目:マチュピチュ観光
- 3日目:移動
天気予報をしっかりとチェックして、レインボーマウンテンとマチュピチュ観光日が、晴れの日を選んで行ってきてください。
あ!忘れてました。
マチュピチュには温泉があります。
レインボーマウンテン、マチュピチュの観光を終えたあとに、ご褒美にマチュピチュの温泉に行ってもいいかもしれませんね。
レインボーマウンテンの行き方
マチュピチュ同様に、レインボーマウンテンの拠点はクスコです。
クスコからバンに乗り込み、レインボーマウンテンの登山口まで移動します。
クスコにあるお勧めのツアー会社
マチュピチュ同様に登場させます、マザーテレサさん!
Centro Comercial los Ruiseñoresの中に入っているツアー会社です。
この下の写真の左側に入った旅行会社です。
一個の旅行会社で、複数のチケットを手配すると安く買う交渉がしやすいのでまとめてチケットは手配しておきましょう。
詳しくはこちら!
レインボーマウンテンへ行くツアー代金
ツアー会社によって、値段は様々です。上記のマザーテレサさんの会社で申し込むと
レインボーマウンテンツアー 90ソル(約2876円)※朝・昼付き
私は全部ここで申し込んだので、80ソルに値引きしてくれました。
最初の言い値からして、他よりだいぶ安いです。
※別途、入場料10ソルがかかります。
登山口まで移動
当日は朝の3時に、アルマス広場近くのマザーテレサさんのツアー会社に集合。
朝の3時は真っ暗でした。
ペルーの治安を心配していたのですが、三人で行った事もあり、特に問題無かったです。
クスコは欧米人が好きそうなクラブもある観光地なので、他のペルーの都市と比べればまだ治安はいい方です。
別のツアー会社で手配されたであろう人とも一緒で、合計7人でバンに乗り込みました。
クスコから、レインボーマウンテンの登山口までは車で約3時間。寝てればいいのだけれど、この道もぐねぐね道で、車酔いする人は結構しんどいと思います。
レインボーマウンテンに登ってみよう
さて、いよいよやってきました。レインボーマウンテンの登山口の集落。
ちなみに、到着したのは朝の6時ぐらい。太陽はまだ出てません。
標高が4380mもあり女忍者の格好はとても寒かったけど、気合で乗り切りました。
レインボーマウンテンのふもとの集落で朝食
こんな標高の高い場所で暮らしている人がいるんですよね。
レインボーマウンテンの入場料は、ここに暮らす人の大切な収入源になります。
「そんなの聞いてない!」と言わず、キチンと払いましょうね。
リャマや羊、たくさんの動物たちもいましたよ。
パンに、スクランブルエッグに、ジャムとコーヒー。
簡単な朝食でしたが、寒い中飲むコーヒーは普段よりも美味しく感じられました。
体力に自身がない人は、馬に乗ろう!
いよいよ、登山に出がけるのですがここでガイドさんから「馬に乗って登らないか?」と進められます。
ちなみに、ガイドさんは英語が話せたので安心してください。
値段を聞くと120ソル(約4100円)ツアー代金よりも、お高いですね。
「もうちょっと、安くしてよー!」と値切ると、100ソル(約3400円)までは下がりました。
まだ登ってもいないので最初は断りましたが、実は、登ってる最中にもお金を払えば馬に乗れると知っていたからです。
高地のため、普通に平坦な道を歩いているだけでもしんどいです。
息がかなり上がります。
私は1時間30分ほど歩き、「もう無理!」と悟ったので、途中で馬に乗ることにしました。
値切るを忘れずに、50ソル(約1700円)まで下がったところで手を打ちました。
人が乗っていない馬が常に付き添っているので、限界だと感じたときに馬に乗ればいいでしょう。
普通に歩くのと、馬に乗るのでは天と地ぐらいに差があります。体力のない方が頂上まで登ろうとなると、相当にしんどいです。
またツアーで来ている為、時間にも制限があります
せっかく頂上にたどり着いても、「時間が足らずにすぐに下山しなければいけなかった・・」
なんてこともありえるので、決して無理せずに上手く馬を活用してくださいね。
素晴らしいトレッキング
レインボーマウンテンの頂上の景色は、もちろん素晴らしいのだけれど、途中に見える景色もまた素晴らしい・・
クスコからここへ到着したときはまだ朝早かったので太陽が隠れていたのですが、時間が経つと当時に太陽が登っていきました。
明るい場所でみるその景色。
手付かずの大自然が広がっていました。
ちなみに、簡易的なトイレが途中に何個かあるので安心してくださいね。
現地の人たちが飼育しているリャマの群れに遭遇することもありますので、癒されておきましょう。
殺人的な可愛さなので。
美しい景色を眺めながらのトレッキングは、最高でした。(しんどいことを除けば!)
自然と、頂上から見る景色の期待も膨んでいきます。
最後の難関
ふもとからレインボーマウンテンの頂上までは片道8Km。
約3時間の道のりです。
「これまでで一番しんどいかもしれない。」と弱気になった女忍者は馬に乗る選択をしたのですが、最後に難関が待っていました。
頂上に辿りつく前には・・急な傾斜を登らなければいけません。
せっかく馬にのって楽できると思ったので、ショックを隠しきれませんでした。
馬に乗ったお陰でだいぶ体力を回復できたはずですが、何分標高が高すぎるため3分ほど歩いては休憩して
また3分ほど歩いて休憩して・・ゆっくりゆっくり登っていきました。
途中の景色。
「もう、ここまででいいんじゃないか!」と弱気になり、ずっとここで寝ていたかったけれど
最後の力を振り絞って、また登りだしました。
頂上から見た景色
頑張った甲斐があったとは、このことですね。
ようやく、頂上までたどり着きました。
まるで、絵の具で色を塗ったかのような景色。
オレンジ色の服を着た人がポツンとこの写真にいるのですが、わかりますでしょうか?
みんなが登らない方の山を登っている人がいたのですが、ガイドさんの指示を守って適切な行動をしましょうね。
反対側の景色は、こんな絶景が広がっていました。
標高5037m。人生の中で一番高いところにいる瞬間です。
私は女忍者なのでこんな格好をしてますが、めちゃくちゃ寒かったです。決してまねしないでくださいね。
防寒着を着込んで、手袋をつけて登らないとやってられません。
写真を撮ることに必死で寒さを感じないようにしてましたが、やはり限界でした。
頂上にいたのは、20分ほどでしたが空気の薄さをとても感じました。
頭はいたくなるし、呼吸もしずらいし、寒いしで長くいられる環境ではありません。
馬が待ってるところまで下山して、帰りはまた馬に乗って帰りました。
少し、ツアーの時間がおしていたようで歩きの人はガイドさんに少し急かされながら歩いてました。
朝食を食べた場所で昼食を食べるはずなのですが、時間がなかったようで私たちは昼食を食べずに乗ってきたバンに乗り込みました。
クスコへ帰宅
クスコへまた約3時間かけて帰ります。
途中でレストランに行って、昼食を食べさせてもらいました。(無料です。)
魚を揚げた料理。美味しかったです。
ただ、クスコへの帰り道の途中に車酔いした人が一人
レインボーマウンテンのトレッキング時に体調を崩した人が一人いて、全員そろって食事はできませんでした。
私も、大食いなので普段だったら残さず全部食べるところですが、あまりにも疲れすぎていて少し残してしまいました。
レインボーマウンテン・・舐めてかかっていたら、本当にえらい目にあいますよ!クスコには、もうすっかり暗くなった夜の19時ごろに到着しました。
最後に、ガイドさんにチップを渡すのを忘れないようにしてくださいね!
おまけ
レインボーマウンテンがレインボー色なのは、鉱物が原因です。鉱物が地表に出て酸化して色が染まったことで、このような珍しい色になっています。
実は、レインボーマウンテン以外にもこのレインボー色の絶景が南米にあるのです。
アルゼンチン北部のプルママルカ(Purmamarca)にあるセロ・デ・ロス・シエテ・コロレス(Cerro de Siete Colores)、通称「七色の丘」です。
どうでしょう!ここも素晴らしい景色ではないですか?
世界遺産にも登録されています。
七色の丘の標高は約2900m。
レインボーマウンテンの標高5037mよりもだいぶ低く、ハードなトレッキングも必要ありません。
プルママルカはとても小さい村ですが、もう一つ素敵な観光地があります。
南米で3番目に大きな塩湖「サリナス・グランデ塩湖」
サリナス・グランデ塩湖は第2のウユニ塩湖とも言われていますが、ウユニ塩湖よりも有名ではなく、観光客が少ない穴場的なスポットです。
一面真っ白の風景の中に、突然の青色のプールが現れます。
このプールは塩の採取場に雨水が溜まってできたものです。
太陽の光によってエメラルドグリーン色に輝きます!
ウユニ塩湖とはまた違った風景を楽しむことができますよ。
アルゼンチンに旅行する予定のある方は、是非プルママルカにも立ち寄ってみてください。
プルママルカで、ちょっと横に置いていた手荷物を一瞬の内に盗られたので、スリには注意してくださいね。
ペルーのレインボーマウンテンおすすめ!
私がこのレインボーマウンテンの存在を知ったのは、友達のインスタグラムの投稿でした。
一目その写真を見た瞬間から、レインボーマウンテンに心を奪われてしまいました。
ペルーのクスコにきたら絶対にレインボーマウンテンに行きたいと願っていたのでようやく夢が叶ったのですが・・
「こんなにしんどいなんて知らなかった!」って泣きべそをかぐらい標高5037mは辛かったです。
でもでも、泣きべそをかいたとしても、本当に来てよかったと思えるぐらい、その景色は美しかったです。
何度も言いますが、やっぱりこのカラフルな景色は晴れの日が良く似合いますので天気予報は行く前に十分チェックしてくださいね。
以上、女忍者が全力でお勧めするペルークスコの新観光名所「レインボーマウンテン」の記事でした。どうぞ、行かれる人は楽しんできてくださいね!
思ってたよりしんどいですよ!(・・って脅しておきます。笑
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