こんにちは、女忍者(@nappy_saya)です。
世界一周者のその後、気になりませんか?
絶賛、就職活動中の女忍者は、超気になります。
- どんな仕事に就いてるの?
- 世界一周して、何が変わったの?
- そもそも世界一周して良かった?
個人的に、こんなことが気になります。
・・ということで、「世界一周した人のその後は?」というテーマで、インタビュー記事をアップしていこうと思います。
世界一周を終えた後の人生に悩んでる方は、とても参考になると思います。
私も話を聞いていて、とても参考になりました!
もしも会計士が財務諸表から離れて世界一周したら
今回は4年間会社員として働いていたのちに、女子1人で世界一周することを決めた「ゆか」さん。
世界一周を決断した理由や、世界一周後の流れを聞かせていただきました。
ゆかさんが、世界一周していたときのブログ:もしも会計士が財務諸表から離れて世界一周をしたら
東京から大阪に仕事で来ていたゆかさん。
美味しい食事と、ご飯をいただきながら、世界一周中には聞けなかったことも聞いてみました。
ゆかさんのプロフィール
年齢:27歳(旅に出た当時)
以前の職業:会計士
世界一周した期間:1年3ヶ月
訪れた国:39カ国
かかった金額:約300万円(準備費用、一時帰国費用含む)
旅のスタイル:バックパッカースタイル
「節約するけど、観光にはお金をかけたいなぁ~!」
私が、ゆかさんと出会ったのはエチオピア。
エチオピアの民族を、一緒に個人ツアーで巡った仲間です。
えぇ、あの時はいろいろありました。
色々ありすぎて、エチオピアの思い出は本当に忘れられない・・!
自分がココにいたなんて、なんだか夢見たい。
大変だったけど、絶対に忘れたくない濃い思い出を一緒にすごした仲間!
旅以来、会うのは初めてだったけど、旅の思い出や今の近況について話がとてもはずみました。
世界一周する前の気持ち
まずは、世界一周する前の状況を詳しく聞いてみました。
女子一人で旅するのに不安はあった?
海外旅行は好きで、今まで海外旅行に行ったことはあったけど全部ツアー。
全部自分で手配する、バックパッカースタイルの旅はしたことがなかった。
でも、「なんとなかる。」という気もしてた。
それよりも、不安だったのは今の仕事を辞めること。
今までの人生で冒険なんてした事なかった。
会計士を目指して、ずっと勉強してきて、堅実な道を生きてきたから。
世界一周という、社会のレールから外れるのはとても怖かった。
なぜ会計士を辞めて、世界一周したの?
そんな、堅実なゆかさん。
ゆかさんは元々節約好きだけど、海外旅行にだけはお金をかけてきたそう。
- 見たい景色がたくさんあるから。
- 好奇心をかきたてられるから。
- 今しかできないと思うから。
ゆかさんは、もともと、こんな理由で海外旅行は好きだった。
でも、なんで堅実な仕事を辞めて、世界一周に出たの?
ずっと、ずっと未来の自分のために、頑張ってきたゆかさん。未来の自分が困らないために、努力して勉強して、少しだけ我慢したこともあった。
でも、色んな人を見ているうちにこう考えたんですって。
「いつかやろう。」やりたいことを先に伸ばしていたら、そのうち死んでしまうんじゃないかって。
誰にも、未来のことはわからない。
そう決めたゆかさんは、4年間働いていた会社を辞めることを決意して、準備期間を得た後、世界一周に旅立ちました。
世界一周中の気持ち
「世界一周して、どうだった?後悔はしてない?」
そんな質問に、「もちろん!行ってよかった!」と答えてくれたゆかさん。
なぜ行ってよかったかを聞きました。
当たり前の日常に感謝できた。
息をしてるだけで幸せ!
ゆかさんは、本気でこう思ったこともあるそう。
過去には、丸ごとカバンを宿で盗難されたり、クレジットカードが使えなくなり帰国を考えなければいけないこともあった。
でも、最悪の事態はいつも避けられている。
宿で盗難にあっちゃたけど、強盗じゃなくてよかった。
ひとりぼっちじゃなくて、励ましてくれる人も近くにいた。
もっと悪い状況にもなりえたのに、私は運のいいほうかもしれない。
たとえ嫌なことがあったとしても、自分の足元に落ちてる幸せを感じることができたんだそう。
何より、ゆかさんはこうやって生きている。
「息をしてるだけで、幸せ!」
世界一周に出ていなければ、こんなことは一生思わなかったでしょう。
旅することで、色々な人に出会えた。
女子一人旅のゆかさん。
ヒッチハイクをしたりして、出会いも多かったほうだと思います。
そんな中で、特に印象に残った出会いを教えてもらいました。
ローマで出会ったスコットランド人
気持ちが少し落ち込んでた時に、宿で出会ったスコットランド人のスティーブン。
「悪いことは続かない。」
こんな言葉をかけてくれたんだそう。
実際に、旅しているうちに段々とこの言葉が正しかったことに気づいたゆかさん。
今例え悪いことが起きたとしても、このスコット人に言われたことを思い出して、なんとかやっていけそうなんだって。
ちなみに、スコットランドはイギリスを構成する国の一つで、北西に位置してます。
スコットランドのナイフ殺人率は世界ナンバー1なんだそう。
スティーブンとは宿で1日しか一緒にいなかったけど、他にも、様々な名言を残していったんだって。
「出来る限り、自分を愛してあげよう。」
「心に愛を、顔に笑顔を。」
ウズベキスタンで出会った母親。
ウズベキスタンで出会ったウズベキスタン人の母親。
彼女には、とても親切にしてもらったんだそう。
なんで、こんなに親切にしてくれるの?
ウズベキスタン人の母親の答えはこうでした。
「旅行者であるあなたに、自分の国を良く思ってほしい。」
ウズベキスタンは、イスラム教の国です。
イランやモロッコやトルコなんかのイスラム教の国の人は、本当にこういう考えの人が多くて、みんなとても親切なんです。
旅行に行く前は、イスラム教と聞くとなんだか怖いイメージがあったけど、実際にこうやって人に触れ合うことでわかることもあるんですね。
ウズベキスタンは、中央アジアにある国。
息を呑むような美しいイスラム建築がたくさんあり、世界一周旅行者の間では人気の国です。
※【追記】2018年2月10日より日本人はビザが免除されることになりました。
ウズベキスタン人の母親は、こうも話していたそう。
「自分が子供に優しくすることで、子供にもそれを見て優しい人になってほしい。
そして、その優しさが子供にも返ってきて欲しい。」
実は、女忍者もこの考え方にすごく同意です。
早速、実践する今日この頃・・
何もしないよりはマシなので、いつか自分に返ってくると思って人の役に立つことをしています。昨日は電車の席を譲ってみたり、今日は雨が降ってきたので誰かさんの洗濯ものを取り込んだ。お天道様はきっと見ている。
— 女忍者@世界一周 (@nappy_saya) 2017年6月26日
エチオピアで出あった日本人旅人。
実は、私との出会いも印象に残ったと話してくれました。笑
エチオピアの民族めぐり。
カロ族を追加料金を払って、見に行くか、見に行かないかで実はもめてたんです。
結局見に行くことになったけど、周りのことを考えて慎重に行動するゆかさん。
そのときの私とえいみちゃんの「行きたいものは、行きたい!」と主張する様子に衝撃を受けたそう。
今行かないと、一生こんな人たちに出会えないかもしれないでしょ?笑
そのときのことを思い出したら、私ってなんて自己中なんだって思ったけど。(反省)
世界一周後の生活
コロンビアから日本に帰国したゆかさん。
しかし、日本ですぐには就職せずに色々と活動されてました。
タイにカービング修行へ出かける。
カービングとは・・彫刻です。
ゆかさんが、実際に作った作品がこちら。
美しい!
カービングは、タイの伝統手工芸で、果物や野菜を材料にして彫刻するんですって。
元々は、タイの国王の宮廷料理を飾るために始まったんだそう。
世界一周の始めのほうに、日本人の旅人がこのカービングをしていて、すっかり恋に落ちたんだって。
そのときは旅を続ける選択をしたけれど、ずっとずっとこのカービングのことが頭から離れなかったそう。
世界一周をちょっと早めに切り上げてたゆかさん。
タイのバンコクで約2か月間、週5で(9時半から17時)カルチャースクールに通って、カービングを習っていたんだそう。
カービングを趣味というよりも、本気でやりたかった。
日本でも習えるところはあるけれど、週5で習うことはできない。
せっかくだから本場のタイに行って、朝から晩までやってみたかった。
そんな心意気もあって、見る見るうちに、ゆかさんにカービングの技術は上達。
ちなみに、私が思っていたよりレッスン代は高かった!
週5で7時間ぐらいレッスンを受けて、月10万ぐらいかかったんだそう。
日本で前の会社でアルバイトをしつつ、それが終わったらタイに行く。
そんな生活を4ヶ月ぐらい繰り返したんだそう。
そして、ゆかさんは気がついた。
プロの人の技術は、本当にすごい。
このカービングを元に生計を立てていくのには半端じゃない努力が必要だ・・
タイのホテルでも、「素敵だね!売った方がいいよ!」って言ってくれる宿泊客はいっぱいたけど、「実際に買いたい!」という人はいなかったんだとか。
そんなこともあって、ゆかさんは日本に帰国したんです。
カービングは、わざわざタイまで行ってこの結末!!感は否めないけど、ひとつのことにだけ時間をつぎ込んで行く日々はとても贅沢で、「うまくいかーん!」とか試行錯誤しながら自分の中に技術が育っていく感覚は、とても心地よかった。
やりきった感はすごくあって悔いは全くない。
また行きたいくらい!
就職活動を始める。
ゆかさんは、帰国子女+努力家なこともあって、英語がペラペラ。
カービングを習うために過ごしたしたタイでの生活が心地よさ過ぎてタイでの就職を考えたんだそう。
転職エージェントを使って探してたけど、タイで会計士としてのスキルを生かせる仕事は中々見つからなかった。
営業ならたくさん仕事はあったけど、なんだかピンとこなかったそう。
そんなこともあり、海外での就職は諦めて、日本で就職先を探すことになりました。
「タイで会計士もカービングも経験つめたらめっちゃいいじゃん!」と思ったけど、そんなにうまくはいきませんでした。笑
転職後の職業
過去に頑張ってきた私を大切にしたい。
そんな思いもあり、会計士しての能力を活かせる道に進んだゆかさん。
会計士専用の転職エージェントを利用。
「財務・会計・税務に関する専門性を活かしたサービスの提供」をする日本のコンサルティング会社に会計士として就職されました。
海外15カ国に拠点があって、海外進出支援や国際税務などもするグローバルな展開をされている会社です。
直接海外に住む道は選ばなかったものの、違う側面から海外に関わる職業を選び、やりがいを持って働かれてます。
収入は前の仕事と比べて少し減ったけど、海外と関わりをもって働ける今の仕事がとても楽しい!
ゆかさんは、本格的に就職活動を始めてから、約2ヶ月で就職活動を終えました。
最後に。世界一周後の人生に悩んでいる人へ
女忍者:もし、旅から帰ってきたばかりの自分にアドバイスをあげるとしたら何て言ってあげたい?
ゆかさん:「旅した自分」に固執せずに仕事探しをしたら、私は少し楽になったよ。って言うかな?ちょっと難しい質問だけど・・笑
まとめ
世界一周した人のその後の人生が知りたくて、今回はエチオピアを一緒に旅したゆかさんに近況を伺いました。
ゆかさんは、世界一周から帰ってきてから、ずっとやりたかった「カービング」をしにタイに行きました。
タイで「カービング」と、「会計士」どっちも仕事にできたら・・と思っていたけど、最終的には日本で就職する道を選ばれました。
世界一周が終わってから就職するまで、自分が思っていたよりも時間がかかったそう。
あっちに行ったり、こっちに行ったり、回り道をして決めた今の進路。
今は働き始めて4ヶ月。「今の仕事はすごく楽しい!」と語るゆかさん。
世界一周から帰ってきた後、どうやって自分の人生を歩んでいこうかと悩んでいた女忍者は、ゆかさんの話はとても参考になりました。
初めてのインタビュー記事。
世界一周後のその後の人生を聞くはずが、懐かしくて世界一周中の話もいっぱいしちゃったけど、やっぱり共通の趣味がある人と話すのはすごく楽しかったです。
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