- 体が硬いからヨガできるのか不安!
- どうしたら体が柔らかくなるんだろう?
今日は自分が体が硬いという自覚がある人にむけた記事です。
現役ヨガインストラクターのRiEさんに寄稿していただきました。
この記事を書いた人
RiE
ヨガ歴10年、講師歴6年のフリーヨガインストラクター
週10本ほど、ヨガクラスを担当。
趣味は美味しいものを食べること、料理、読書、美容です。
Instagram: irie_yoga_life
皆さん、こんにちは!ヨガインストラクターのRiEです。
ここ数年でヨガ人口がかなり増えましたね!
ヨガスタジオでのレッスンだけでなく、DVDや動画サイトで自宅で気軽にできたり。
公園や海、カフェなどでヨガイベントが開催されることもあるので、ヨガをするチャンスも多くなりました。
そう思っている方必見!ぜひこの記事を読んでいただき、実際にヨガを行って欲しいと思います。
私は体が硬い人こそヨガを勧めたいです。
体が柔らかくなると嬉しいメリットがたくさんありますので!
ヨガとは?
そもそもヨガって何?というところからお話したいと思います。
ヨガは、今から約5000年ほど前に古代インドで発祥した健康法です。
当時は男性が修練法として、正しい姿勢と正しい呼吸をすることで心と身体のバランスを整えていました。
ヨガを始めるキッカケとして、ダイエットや体質改善を目的として行っている方は多いです。
本来ヨガは古代インドの言語であるサンスクリット語のYuju(ユジュ)「繋がる」「結びつく」が語源です。
つまり私たちの心(精神)・カラダ(肉体)そして魂を繋ぐと言う意味があるのです。
何だかとっても深いですね。
体が硬くてもヨガはできる?
ヨガ未経験の方や初心者の方の大半は、体が硬いからヨガができないと思いがちです。
「体が硬くてついていけるか心配…」
「レッスンで足を引っ張ってしまわないか…」
「自分だけできなかったらどうしよう… 」などなど。
不安に思う方は多いですよね。
大事なのは他人と比べないこと
「ヨガは他人と比べない」と聞いたことがあるかと思います。
「あの人は綺麗にポーズがとれていてるのに、自分は…」
「隣の人は自分より前屈ができていない(自分の方ができてよかった)」
「みんなできているのに、自分だけ…」
こんな風に思ってしまうことってありますよね?
「他人は他人、自分は自分」と頭では分かっていても、なかなかそれを実践することってとても難しいことです。
このように、レッスン中に他人のことが気になってしまう方は、意識が外側に向いていて集中力の散漫に繋がります。
ヨガでは、他人のポーズの完成度や柔軟性は関係ありません。
それを気にしてしまうと、落ち込んだりイライラの原因になってしまいます。
意識を内側に向けて自分にフォーカスする
大切なことは、「意識を内側に向けて自分にフォーカスすること」です。
いろいろな方向に飛び散っていたエネルギーを、自分に対して向けるようにコントロールするのです。
ポーズによって異なりますが、鼻先や眉間を見ると集中力が高まります。
初めはどういう感覚か分かりにくいかもしれません。
掃除や料理をしたり、楽器を演奏したり、絵を描いている時ってそのことに没頭して周りが気にならなくなりますよね。
ヨガのポーズに柔軟性は関係ない
足を高く上げたり、背中や腰を大きく反らせたり、チャレンジングなポーズの写真を見ると自分にできるか不安になりますよね。
ですが、ヨガのポーズに正解はないですし、完成度はあまり重要ではないのです!
もちろん、関節や筋肉を痛めないように最低限のアライメントには注意が必要です。
しかし、最も大切なのは、そのポーズをとっていて自分の身体や心の状態を客観的に観察することです。
「ここが伸びて気持ちいいな」「痛気持ちいいな」「少し痛いな」「あまり心地良くないな」などなど・・
ポジティブな感情もネガティブな感情もありのままに感じてみるのです。
初めは集中力が途切れて、今気になっていることなど様々な雑念が湧いてくるかもしれません。
ですが、それも含めてOKです!
ポーズをとるのに最低限必要な柔軟性や筋力はありますが、ヨガを続けていくとポーズに対応できる柔軟性や筋力は自然とついてくるので安心してください。
大切なのは「ポーズを通して自分の身体や心の内側でどんな変化が起きているか」ただただ観察してみましょう。
体と心は繋がっている
ストレッチやマッサージなどで体が緩んでほぐれたあとは、心もほぐれた感じがしますよね。
デスクワークなど長時間同じ姿勢をとっていて、途中で伸びをしたり肩を回すと、体が軽くなって気分もスッキリします。
私たちの体は心と密接に関係があります。
今の心の状態を現したのが身体とも言えますね。
恐れ・不安・悲しみ・イライラ・怒りなどの感情は、私たちの体の動きを制限してガチガチに固めてしまうのです。
ヨガで体が緩んでほぐれると、ヨガをするほんの1時間前まで気になっていたことが気にならなくなります。
体の余分な緊張や力みがリリースされて、波立っていた心が穏やかになるのです。
体が硬いとどんなことが起こる?
体が硬くなる原因はこのようなことが考えられます。
- 筋肉の柔軟性が低い
- 関節の可動域が狭い
- 骨盤の位置が歪んでいて正常な動きができない など。
体が硬い人は、デスクワークが多かったり運動をする習慣が少ない可能性が高いです。
また、ストレスを溜めやすい方や心配性な方も体が硬い傾向があります。
体が硬いと肉体的にも精神的にも影響を及ぼすのです。
体が硬いと筋肉がこわばって関節の動きに制限がかかるので、疲れやすかったりちょっとしたことでケガをしやすくなります。
全身の血流が滞って、代謝低下の原因になったりもします。
つまり、痩せにくく溜め込みやすい体になってしまうのです。
体内に栄養や酸素が行き渡りにくく、老廃物や毒素がスムーズに排泄されず、身体が冷えて浮腫みやすくなります。
猫背や反り腰など姿勢が悪くなりやすく、肩こり・腰痛・首コリなどのトラブルの原因にもなります。
体が柔らかくなると得られるメリット
体が柔らかくなることで、様々なメリットがあります。
- 関節の可動域が広がって疲れにくくケガをしにくくなる
- 全身の血流が良くなって、代謝が上がり痩せやすく太りにくい体になる
- 全身に栄養や酸素が行き渡り、体内の老廃物がデトックスされやすくなる
- 姿勢が良くなって肩こり、腰痛、首コリなどのトラブルが改善される
ヨガを続けていると体が柔らかくなる
「継続は力なり」という言葉があるように、ヨガを続けるていると体が柔らかくなります。
先ずは週1回、3ヶ月間続けてみましょう!
ヨガは時間をかけて筋肉に緩やかな負荷をかけるので、大きな変化は感じられないかもしれません。
でも初めて行った時よりもだんだん筋肉や関節の使い方が分かるようになり、自分にしか分からない変化や気付きが感じられると思います。
体が硬い人こそヨガを体験してみて
体が硬い方こそヨガの効果を感じやすいので、ぜひヨガを実践していただきたいと思います!
初心者の方やヨガ未経験の方は、柔軟性を理由にヨガはできないと思ってしまいがちです。
年齢が上がれば上がるほど、体の柔軟性は低下していきます。
体が硬いと、様々なトラブルを引き起こします。
- 日々の仕事や家事・育児などで忙しく心にゆとりが欲しい方
- 肩こりや腰痛などにお悩みの方
- 身体の柔軟性を高めたい方
- 痩せたい方
身体が柔らかくなると様々な体の悩みを改善してくれる効果がありますよ。
スタジオへ行かなくても自宅や出先でも簡単にできるヨガ。
今日からヨガをする習慣を取り入れてみましょう。
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