無事に車をチャーターできて・・
ついに始まりました、エチオピアの民族巡り。
本日は第一日目。
ハマル族の記事です。
*
朝7時にツーリストホテル前に集合。
ドライバーは30分ほど遅れでやってきた。
開口一番の言葉が「Sorry」
遅れはしたものの、どうやら彼はいい奴そうだ。
彼の名前は、難しくて覚えられなかったので、ブルケンというあだ名で、皆呼んでいた。
ホテルの人の情報だと、直前まであるかどうかわからなかったブルジャンプ。
ブルケンの情報によると、今日確かにトゥルミで開催されるらしい。
14時30分からその儀式は始まるそう。
昼食、休憩なし。
ブルケンにはそんな過酷な運転を、初日から強いてしまった。
*
そもそも、ブルジャンプとは?
エチオピアの少数民族(ハマル族とバンナ族)が、行う成人の儀式。
牛を並べて、その上を男性が全裸で四往復。
無事に往復出来たら、成人として認められる。
ちなみに、ハマル族とバンナ族間の結婚は、認められてるそうです。
(共に、ブルジャンプの文化もあるので。
アルバミンチから7時間ほどかけて、一気にやって来たトゥルミ。
テンション上がって、手裏剣を持ってもらいました。
彼女がハマル族の女性です。
赤土で塗り固められた髪の毛が特徴。
飲みかけのペットボトルの水を餌に、接触を試みます。
ピンク忍者の姿は、少々物珍しかったみたい。
でも、お互い言葉は通じないので、コミュニケーションは図れず・・
靴を脱いで川を渡り、ブルジャンプが行われる会場を目指します。
そこにいたのは、たくさんのハマル族の女性。
みんな、ブルジャンプをする男性の親族です。
ブルジャンプのために雇ったガイドに、写真はFreeだと聞いていたけれど・・
彼女たちは、私たち観光客の存在がうっとうしそう。
誰一人カメラ目線をくれません(しょんぼり)
払ったブルジャンプの見学料は1人500ブル(約2850円)と、結構いいお値段。
だから、正直もうちょっと歓迎してもらえるものかと勝手に思ってました。
この見学料は、ブルジャンプする彼の家族の収入になるそう。 なんでも牛を用意するのに大量のお金がかかるとか。
足に着けているのは、大量の鈴。
ラッパを鳴らしながら、彼女たちは飛び跳ねます。
「シャン、シャン、シャン」
飛び跳ねるごとに鳴る、賑やかな音。
彼女たちの奏でる音が、この場に花を添えているのでしょうか。
そして、不意に始まったムチ打ち。
若い男性が若い女性めがけて、思いっきり木の棒を振り降ろしてます。
プープープーというラッパの音を鳴らしながら、必死にアピール。
女性は飛び跳ねながら、ムチが降ろされるのを待ちます。
次々とやって来るムチ打ち希望者に、休む間もなく打たれるムチ。
▼動画はこちらでどうぞ。
エチオピアのハマル族!
若い男性が女性めがけて、木の棒を振り降ろす動画です🤲
ハマル族は一夫多妻制。
初婚は男性の両親が必ず選ぶそう。その基準となるのが、身体に刻まれる傷!
傷が多ければ多いほど、いい女として認められるから「私を打って」と必死にアピールしてるんです。・・痛そう😗 pic.twitter.com/WL2i2kRm6i
— さや@女忍者 (@nappy_saya) 2018年12月15日
背中。
彼女たちにとって、この背中の傷は勲章。
傷が多ければ多いほど、いい女として認められるのだ。
ハマル族は、一夫多妻制。
二回目の結婚からは、恋愛結婚でもオッケーだけど初婚は男性の両親が必ず選ぶそう。
その基準となるのが、この背中についた女の勲章なのです。
ムチ打ちの様子を眺める女性。
「息子の結婚相手はどの子がいいだろう?」 そんなこと考えてるのかな?
ちなみに、ハマル族の女性。首輪の数が結婚の回数。
右の人、右から二番目の人がしてる、突起のような物が着いてる首輪にご注目。
これが、第一夫人の証なのです。
ムチ打ちをしている傍ら。
男性たちの間では、ペイントが始まった。
石をこすり、器用に描いていく。
やりたがりの私も、もちろんペイントしてもらう。
うん。
なんか、眉毛みたい。。
*
ブルジャンプが行われるのは、こことは違う別の場所。
歩いて移動。
そこには、大量の牛がおりました。
そして、牛から離れて、集まり、飛び跳ねる。
・・熱中症になりそう。
日陰で休んでいると、新しい動きが始まった。
ブルジャンプが始まるみたい。
尻尾を引っ張ったり、口の中に手をつっこんだり。
数分後、準備は整った。
彼が今日の主役。
全裸です。(まじまじと拝見させていただきました。)
(観光客の数、すごい。。)
いけ!!
Photo by Teresa
Photo by Teresa
Photo by Teresa
Photo by Teresa
飛んだ!!
見守る女性陣も、なんだか嬉しそう。白い歯が見えます。
でも、こんなに多くな観光客の前で、一糸まとわぬ姿を披露するのはどうな気持ちなんだろ?
大事なところを時折隠したりもしてたので、そりゃ恥ずかしい気持ちもあるのでしょう。
でも、観光客がいればいるほど、お金にはなるからいいのかな・・
初日から、無事見学できたブルジャンプ。
牛の上を飛ぶのは、一瞬の出来事。
メインイベントのブルジャンプより、赤い血が出るほどムチ打ちされてた女性の方が、印象に残った一日でした。
◆ハマル族にかかった費用◆
・車1日チャーター(120ドル÷6)20ドル
・ブルジャンプ見学料 500ブル(約2850円)
・ローカルガイド料(400ブル÷6)約67ブル(約380円)
コメント
コメント一覧 (3件)
かなり痛々しい感じがしましたが、いい女性の証なのですね。体調などいかがですか?いつも楽しみにしてますので、ご自愛くださいね。
樹里さん
見ててとても痛々しかったです。
でも、ムチに打たれ皆、嬉しそうでした。
それが当たり前なんですねー!ありがとうございます。
元気にモリモリ食べてます♪
恵美さん
ね!痛そうです。。
少数民族は、ハマル族に限らず、わざと自分の体に傷をつける人が多かったです。
(タトゥーみたいな感じ。)
それが、オシャレに感じるんでしょうね。
痛みに弱い私は、ちょっと嫌な文化です。。
ダルエスサラームには行かずに、マラウイからバスで行きましたよ♪