この記事を書いた人
RiE
ヨガ歴10年、講師歴6年のフリーヨガインストラクター
週10本ほど、ヨガクラスを担当。
趣味は美味しいものを食べること、料理、読書、美容です。
Instagram: irie_yoga_life
こんにちは!
ヨガ講師・ヨガライターのRiEです。
ダイエットや美容・健康目的にホットヨガを始めてみたいという方は多いと思います。
実際に私も、初めはダイエット目的でホットヨガを始めました。
ホットヨガをやってみて分かったことは、目に見える身体の変化だけでなく、メンタル面の効果もあるということでした!
今回は、私が感じたホットヨガのメンタル効果についてご紹介します。
ヨガをすることで自律神経のバランスが整う
自律神経とは、体内の循環器、呼吸器、消化器といった内臓器官の働きに関わっています。
私たちの意志とは関係なく自動的に調整している神経で、
脳や身体が活動的になると優位になる交感神経と、身体や心がリラックスしているときに優位になる副交感神経から成ります。
ですがこの切り替えがスムーズに行われないと、緊張状態が続いたり、イライラしたり、何もやる気が起きなかったり…
心や身体にさまざまな支障が出てしまいます。
ヨガは、自律神経のバランスが整って切り替えがスムーズになるので、心身の健康を保つ効果があります。
①ストレス解消
日頃の疲れや緊張などのストレスによって、いつの間にか呼吸が浅くなっていたり、呼吸が止まっていることがあります。
ストレスを感じると、「コルチゾール」が発散されるようになります。
コルチゾールは、ストレスによる脳の機能低下や血糖値の低下などを防ぎながら、免疫力を高めるホルモンです。
ですが、過剰に分泌されると自律神経のバランスを崩し血圧や血糖値が上がり過ぎてしまい、結果的に免疫力の低下に繋がります。
ヨガの呼吸法、瞑想、ポーズは、血液や体液の流れがスムーズになってコルチゾールの過剰発散を抑える効果があります。
セロトニンがきちんと分泌されると、イライラやうつ状態などのストレスレベルを下げて平常心を保ち続けることができるのです。
しかも高温多湿の環境で行うホットヨガは、軽い運動でもしっかり汗をかけるので、心も身体もスッキリします!
ストレス発散に効果的と言えるでしょう。
②リラックス効果
ホットヨガは身体を温めることで凝り固まった筋肉がほぐれます。
身体がほぐれると、副交感神経が優位になって心身がリラックスした状態になります。
イライラや不安が軽減されてリラックス効果が高まります。
③ポジティブになる
ホットヨガを始めると、周りから「綺麗になった?」と褒められることが増えます。
深い呼吸と共に様々なポーズを行うので、身体の歪みが調整されて姿勢が良くなったという理由も考えられます。
姿勢が整うと考え方もポジティブになるのです!
すると、自然と表情も明るくイキイキとしてきます。
またヨガをすることで、瞑想することができます。
ヨガのポーズをとることで、ヨガの最終段階である悟り、つまり気持ちのいい瞑想状態が続くように準備し深めていきます。
短い時間でも自分の呼吸に集中してみると、さっきまで頭の中を駆け巡っていた不安なことや、気になっていたことが少しずつ落ち着いてきます。
感情の囚われから解放されるので、ポジティブな思考になるのです!
ホットヨガをすると、瞑想で頭の中がクリアになり、汗をかいて心と身体がリフレッシュします。
この、ハッと目が覚めたようなスッキリとした感覚がクセになって、多くの人がホットヨガにハマっているのかもしれません。
④集中力向上
「ゾーンに入る」という言葉を聞いたことはありませんか?
スポーツ選手たちの間などでよく使われていますよね。
「ゾーンに入る」とは集中力が極限まで高まっている、目の前のことに完璧に没頭している特殊な意識状態のことです。
他の思考や感情、周囲の雑音すらも意識から消えて、感覚が研ぎすまされいるのです。
つまり、肉体だけでなく、精神的に穏やかに落ち着くホットヨガは、リラックスしながら質の高い集中力を発揮することができるのです。
⑤記憶力向上
瞑想をして呼吸を整えることで、脳の海馬が活性すると言われています。
高度な情報処理能力や、記憶を司る海馬は、記憶力の向上や判断力の向上に効果的と言われています。
また、瞑想を行うことで不要な情報が遮断されるので、新しい情報が入りやすくなるという効果も期待できます。
自律神経失調症やうつ病の方への効果
自律神経失調症・うつ病とは
ストレスなどでセロトニンが不足すると、自律神経失調症のような症状が感じられます。
自律神経失調症とは、下記のような症状です。
- 身体面の症状…倦怠感、動悸、頭痛、めまい、耳鳴り、食欲低下、下痢・便秘、肩こりなど
- 精神面の症状…イライラ、怒りっぽい、気分にムラがある、やる気が出ない、集中力の低下など
自律神経失調症は、身体はとても疲れているのに無理にがんばろうとするために、心身にさまざまな不調が現れるようになります。
その状態のままがんばろうとすると、いつかがんばるエネルギーがなくなってしまいます。
さらに重度になると、気分の落ち込みや不安感が強くなる「うつ病」へ発展していきます。
自律神経失調症・うつ病でもホットヨガを行なっていいの?
自律神経失調症やうつ病の方はホットヨガを行なってもいいの?と思うかもしれませんが、本人が大丈夫であれば問題ありません。
ホットヨガは高温多湿の環境で行うので、筋肉が柔らかくなって普段より筋肉の伸びを感じやすくなります。
高温多湿の環境は、身体にとって負担がかかるので、まずは交感神経が活発になります。
そして脳や身体が活動的になったあとで、身体や心がリラックスする副交感神経が働いていきます。
その結果、自律神経のバランスを整えてセロトニンの分泌を活性化させます。
注意!ホットヨガで自律神経失調症になることも
ホットヨガはスタジオ内は蒸し暑くて、外は涼しいという温度差があります。
レッスンで大量に汗をかいたあとに、冷房の効いた部屋へ移動したり、冬は外が寒かったりと、外気との温度差は自律神経が乱れる原因と言われています。
現在、自律神経失調症の疑いがある方や通院中の方は、一度担当主治医に相談してからホットヨガを始めた方が安心かもしれません。
がんばりすぎない!ポーズよりも呼吸を優先させてマイペースに行う
元々身体が硬くて運動が苦手という方にとって、ホットヨガというと苦手意識があるかもしれません。
ですが、ホットヨガで大切なことは「ポーズよりも呼吸を優先させること」です。
特にがんばり屋さんの方は、無意識のうちに呼吸を止めて、気付いたら歯を食いしばってポーズを行なっていたりするんです。
違和感や痛み、抵抗を感じたら、それは自分の身体にとってオーバーワークかもしれません。
無理にポーズを取り続けることは、本来リラックスするはずのヨガでストレスを感じてしまうことになります。
ホットヨガを行うときは、ポーズをとることにがんばりすぎないで深い呼吸に意識を向けましょう。
自分の身体や心に問いかけながらポーズを行うと、自分にとって快適な呼吸のリズムとポーズが分かってきます。
ホットヨガの効果がより感じられるようになりますよ。
まとめ
私たちは仕事やプライベート、人間関係、将来の不安など、私たちは現代社会において、常にストレスと隣り合わせで生きています。
ホットヨガは、大量に発汗することで体内に蓄積された不要な老廃物を排出します。
そのため、たった1回のレッスンでも、充実した達成感と満足感が味わえ精神的に満たされた感覚になります。
瞑想をして呼吸を深め、ポーズに集中することで、心と身体が1つになることも達成感と満足感を感じられる理由かもしれません。
ホットヨガは、ダイエットや美容、健康に効果的でありながら、メンタル効果も期待できる有酸素運動です!
いくらキレイな人でも、いつもイライラしていたり、ストレスが顔に出ているような生活をしていたら、魅力的な人だとは思わないですよね。
ホットヨガでストレスを解消しながら心と身体をリラックスして、ストレスと上手に生きていきましょう♪
ヨガの先生の言葉が素敵だったのでシェアハピ💁
誰でも最初はできないもの。でもできないからって例えば赤ちゃんを責める人はいないでしょ?存在するだけで価値があるから。
あなた自身もそう、ただ存在するだけで価値がある。だからできない自分を責めないで!コツコツできるよう練習していきましょ
— さや@女忍者🟣 (@nappy_saya) February 24, 2020
メンタル以外のホットヨガの効果はこちらの記事で。
>>ホットヨガの効果はいつから?週4通った体験談と現役インストラクターの解説!
ホットヨガスタジオでは入会する前に、格安で体験レッスンを受けることができます。
ぜひ、あなたの心と体でヨガを感じてきてください!
Let’s Enjoy YOGA!!
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