- スペインに初めて行くけど、治安ってどんな感じ?
- なにか注意することがあれば、知りたい!
初めて行く国ってめっちゃ不安ですよね!
今日はスペインの治安について、不安に思っているあなたにむけて記事を書いていきます。
どうも!スペインに3回行ったことがある女忍者(@nappy_saya)です。
そういえば、スペイン語学校でよく言われてた大好きな言葉を思い出した。
Tranquila. (トランキーラ)あせらずに、ゆっくり。
のんびり構えてましょうみたいな意味。すぐに結果を求めずに、トランキーラな精神でやっていこ。
— さや@女忍者 (@nappy_saya) 2017年9月10日
今年、もう一度スペイン語留学することに決めました!
そんな私がスペインの治安について書いていくよ!
結論から言うと・・スペインの治安はそこまで悪くありません。
でも、盗難がめっちゃ多いです。
スペイン滞在中に起こった過去の体験談を踏まえ、スペインに行く際に気をつけるべきことを書いていきます。
これからスペインに行く予定のある方、スペインの治安が気になる方は、ぜひ読んでいってくださいね!
それでは、どうぞ!
スペインの治安が悪いって本当?
スペインの治安が悪いって思ってる人、多すぎませんか?
今日職場の人に「スペイン旅行?わざわざお盆にそんな治安良くなさそうな国へ行って、しかも何か起きて被害受けたり帰れなくなったらどうするの?」と部署長に言われたのですが、つい我慢できず「その時はもうここで働かなくて済みますので、ハッピーになれます😘」と答えてしまいました👶
— 鯖焼き🐟Ария (@Sabbath31Aria) 2018年8月2日
行ったことないよくわからない国だから、治安悪いって思ってない?
なので、スペインの治安状況をデータ面で検証していきましょう!
スペインの一般治安情勢
在スペイン日本国大使館が出してる安全の手引きを参考に、書いていきます!
2015 年一般犯罪件数(スペイン内務省統計)は、2,035,625 件。
<内訳>
- 殺人:303 件
- 強盗・脅迫:65,032 件
- 傷害:215,509 件
- 窃盗(置き引き・すり等):714,977 件
- 窃盗(侵入窃盗):113,452 件
- 窃盗(車両窃盗):39,164 件
- 薬物犯罪:12,052 件
この中で圧倒的に多いのは、窃盗(置き引き・すり等)で35%を占めています。
次に多いのは傷害の10%、窃盗(侵入窃盗)の5%と続きます。
ちなみに、平成29年度の日本の窃盗(ひったくり・すり)はこんな感じ。
- ひったくり:2,894件(認知)、1,860件(検挙)
- すり:3,524件(認知)、929件(検挙)
「ひったくり」と「すり」の検挙されてない認知だけの数を足しても、合計で6,418件!
スペインの10分の1以下なのです。
置き引きの項目がなかったけど、そういえば日本で置き引きってあんまり聞かないですよね?
やっぱり、日本って世界に比べて平和だなっ!て思います。
カバンで席取りしたり、ジーズンの後ろから財布がはみ出してる人をみると、何て日本って平和なんだろうと思う。(南米なら一瞬で盗られる!w)
— さや@女忍者🌸海外ノマド (@nappy_saya) 2017年8月6日
日本にいるときは、カフェで場所とりでパソコンとか置いてたけど、スペインでは怖くてできませんww
スペインにおける邦人被害件数(2015年)
事件内容 | 件数 |
---|---|
スリ |
209 件 |
置き引き | 178 件 |
ケチャップスリ | 25 件 |
ひったくり | 8 件 |
車上狙い・パンク盗 | 30 件 |
首絞め強盗 | 2 件 |
その他 |
19 件 |
スペインに滞在中に、日本人が被害に合った事件内容と件数です。
こちらも圧倒的に、スリと置き引きの件数が多いです。
例えばベンチに携帯を忘れた場合、日本なら戻ってくる可能性は高いですが、
スペインではほぼ戻ってこないと考えた方がいいそうです。
これは、もうそういう文化や考え方なんでしょう。(日本がいい国すぎ
スペインはスリと置き引きが多い
しつこいほど繰り返しますが、スペインはスリと置き引きが多いです。
私も実際にスペインで荷物を盗まれた経験があったので、その体験談を書いていきます。
宿での盗難
私が2年前にスペインに滞在中、宿泊先で盗難にあったことがあります。
スペインの宿には15時ごろにチェックイン。
部屋はドミトリー(相部屋)でした。
疲れた私は貴重品が入ったサブバックを枕の上に置き、すやすやと1時間ほどお昼寝。
(イメージ写真。)頭の上の方にバックを置いて寝てました。
目覚めてすぐにお腹が空いたので、レストランに入り、ハンバーガーをほうばりました。
でも・・お会計の時に財布を開いてびっくり!
その時になって初めて、現金がぬきとられてたことに気づきました。
私が寝ているところを狙って、誰かが私のバックをあさったのです。
泊まってた宿はいわゆる安宿。
冬のオフシーズンのため1泊900円ぐらい。
宿泊者の口コミ評価は高かったので、安心してました。
私以外の宿泊客も、「買ったばっかりの服がない!」とさわいでたので、本当に怖いです..
日本では考えられないかもしれませんが、何かを盗むためにわざわざ宿に泊まる人もいます。
以前バルセロナで最低価格のところに泊まってたのですが、寝てる間に枕の上に置いてたカバンから現金が盗まれてました・・😭
バルセロナだけじゃなく、ブエノスアイレス(アルゼンチン)、リオ(ブラジル)でも宿泊先で物を盗まれました。
すべて男女共有ドミトリーで起きたので、男女共有ドミ嫌いw
— さや@女忍者 (@nappy_saya) 2019年3月27日
そのリスクを防ぐためには、安すぎる宿には泊まらないほうが無難ですね。
バスでの盗難
これは、私の友達が体験したことなのですが・・
彼女は、バレンシアで行われるトマティーナ(トマト祭り)に参加するために、バルセロナからバレンシアにバスで移動。
バレンシアに無事に到着し、荷物を受け取る時になって、彼女は自分のバックパックがトランクの中に入ってないことに気づきました。
なんと、バレンシアに来る途中に誰かに盗まれてしまったんです。
これを聞いて恐ろしくなった私は、バスに乗る際にはこんなことを気をつけてました。
- できるだけ下の方に自分の荷物を入れるために、バスの集合時間より少し早めに行く
- 到着した際には、すばやく荷物を確認しに行く
これはスペインだけでなく、南米もそうだったんですけど・・
「自分の荷物が盗られるかも」と気をつけながら過ごすのは、けっこうストレスを感じます。
スリ・置き引きにあったら警察へ
スリや置き引きにあったとき、海外旅行保険に入っていれば、盗られた分の金額を補償してもらえます。
※ただし、現金は補償対象外。
海外旅行保険を使って補償を受けるには、現地の警察に直接向かい「ポリスレポート」を発行してもらわなければいけません。
「ポリスレポート」がなければ、補償が受けれない場合があるのでできれば発行してもらいましょう。
※ポリスレポートがなくても、発行してもらえるケースもありますが、ある方が安心。
無料のクレジットカードに付帯する海外旅行保険でも、「スリ・置き引き」にあった際に補償が受けれます。
1カードにつき、だいたい20万円まで補償してもらえることが多いですが、カードを複数持ちすることで補償額を増やすことができます。
詳しくは、こちらの記事でまとめてます。
その他・スペインで注意すること
スリ・置き引き以外で、スペイン滞在中に注意しておきたいことをまとめます。
ケチャップ強盗
ケチャップ強盗の手口として、街を観光中にケチャップをいきなりかけられます。
親切そうな人が「洋服が汚れてますよ」とハンカチなどで拭き取ってくれた後に、貴重品を盗られるという・・
服は汚れるわ、物は盗られるしで最悪な強盗!
夜の一人歩き
スペインのバルセロナでは、夜でも普通に出歩くことができました。
なぜならスペイン人は、夜型の人が多いので、夜でも人がたくさん歩いているからです。
朝の5時にバスに乗ったときも、バスにはたくさんの人がいました。
ただし、日本でもそうですが深夜の一人歩きは何が起きるかわからないので、止めておいたほうが無難です。
テロ
2017年8月17日。
バルセロナの中心街「ランブラス通り」に車が突っ込むテロがありました。
死者13人、負傷者は100人を超えました・・
「人が集まりやすく車が侵入しやすい場所の情報」をシェアしてくれてる記事を発見したので、一度目を通すことをオススメします。
英語を話せない人も多い
バルセロナは観光地なので、英語は比較的通じました。
ただこれが地方の方になると、英語が全く通じない場所もあります。
なのでスペインに行く前に、簡単にスペイン語を勉強しておくことをおススメします。
コミュニケーションもとりやすいので、よりスペインを楽しめますよ!
旅の指さし会話帳12 スペイン[第四版] (旅の指さし会話帳シリーズ)
本のページを開いて、伝えたいことを「指さす」だけで、自分の言いたいことが伝えられます。
旅行前に簡単なスペイン語を覚えておいたら、便利です。
わたしもYoutubeで説明してるので、ぜひ聞いてみてくださいね!
マリファナはグレー
意外と知られてませんが、スペインでもまりふぁなは合法!道やレストランなど公の場での使用は禁止されてるけど、自宅などのプライベート空間はOK🙆♀️
オランダみたいにコーヒーショップがあり、お金を払って会員になればそこで購入できるよ、ってスペイン人の友達が言ってた。
— Saya@ブロガーめも用 (@saya07404080) 2018年8月2日
スペインでは、日本と比べてマリファナの扱いは比較的ゆるめ。
スペインの法律ではよくても、日本の法律ではマリファナは吸ってはいけないことになってるので、気をつけてね!
緊急時に役に立つ情報
緊急時に備えて、知っておいたほうが良い情報をまとめました。
緊急時の連絡先
日本語が通じる、緊急時の連絡先を載せておきます。
何か困ったことがあれば、まずはこちらに頼りましょう。
※各館とも、下記開館時間以外と日曜祝日は閉館していますが、日本人に関する人身事故等緊急の場合には対応しています。
在スペイン日本国公館(Embajada del Japón)
■電話:91-590-7600(代表)、91-590-7614(領事部直通)
■通常期間 窓口時間(月)~(金) 9:30~13:15、14:45~16:30
電話受付時間(月)~(金) 9:30~13:45、14:45~17:30
○7~8月 窓 口時間(月)~(金) 9:00~14:30
電話受付時間(月)~(金) 9:00~16:00
在バルセロナ日本国総領事館(Consulado General del Japón)
■電話:93-280-3433(代表)
■○通常期間 窓 口時間(月)~(金) 9:00~13:00、15:00~16:00
電話受付時間(月)~(金) 9:00~13:30、15:00~17:30
○夏期期間(夏期期間は、例年 6 月 23 日~8 月 31 日)
窓 口時間(月)~(金) 8:30~13:30
電話受付時間(月)~(金) 8:00~15:00
在ラスパルマス領事事務所(Consulado del Japón)
■電話:928-244012(代表)
■○通常期間:(月)~(金) 9:00~12:00、14:00~16:00
○7~8月:(月)~(金) 9:00~15:00
緊急時に覚えて起きたいスペイン語
上記にも書きましたが、スペインでは英語が伝わらないことがあります。
なので最低限、緊急時に使うスペイン語は覚えておいたほうが安全です。
- 「泥棒」 ラドロン (Ladrón)
- 「助けて」ソコーロ (Socorro)
- 「警察」 ポリシア (Policía)
- 「救急車」アンブランシア (Ambulancia)
- 「病気」 エンフェルモ (Enfermo)
- 「火事だ」フエゴ (Fuego)
- 「日本大使館」エンバハーダ・デル・ハポン (Embajada del Japón)
- 「在スペイン日本国公館の住所」カジェ・セラーノ・シエント・ヌエベ (Calle Serrano 109)
- 「日本総領事館」コンスラード・ヘネラル・デル・ハポン (Consulado General del Japón)
- 「日本領事事務所」コンスラード・デル・ハポン (Consulado del Japón)
さいごに
- スペインに初めて行くけど、治安ってどんな感じ?
- なにか注意することがあれば、知りたい!
こんな方に向けて、スペインの治安と注意するべき点をまとめていきました。
スリ多い国は正直、心が休まらなくて・・
こんなツイートもしちゃってますww
色んな国に行ってますが、新しい国に行く前はタビッジブルーにかかります🤮
次はスペイン..
・寒いのやだ
・盗難多い
・外食費高い
・移動めんどくさいブルーになるのは分かり切ってるので、思いたった日にチケットをとり逃げられなくしてます。
行ったら行ったで「来てよかった」と絶対思うので😳— さや@女忍者 (@nappy_saya) 2018年11月15日
ただ、スペインでも地方によって結構違います。
バルセロナの中でも、観光客や移民が多く人込みの多い地域はスリに気を付けないといけませんが、
ちょっと中心地を外れた場所にいくと、そこまで心配する必要がありません。
どこの国もそうですが、日本の常識は通用しないと思っておいたほうがいいです。
海外は危なくないよ。でも思ってたより危ないよ!
「なんだ、海外危なくないじゃん!」と思い出したときが一番危ない。
旅行者は危ない情報を全部知ることができないから。だから気をぬきはじめたときが一番危ない。
自戒をたっぷりとこめて。
— さや@女忍者🌸海外ノマド (@nappy_saya) 2018年6月12日
何事もトラブルが起きることなく、楽しいスペイン滞在になりますように!
以上、スペインの治安情報でした。
ちゃお!
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