- ホットヨガをやってみたいけど危険なことってあるの?
- 怪我することってあるの?
ホットヨガを始める前に、知らなければ危険なことも知っておきたいですよね!
今回も現役ヨガインストラクターのRiEさんに寄稿していただきました。
この記事を書いた人
RiE
ヨガ歴10年、講師歴6年のフリーヨガインストラクター
週10本ほど、ヨガクラスを担当。
趣味は美味しいものを食べること、料理、読書、美容です。
Instagram: irie_yoga_life
こんにちは!
ヨガ講師・ヨガライターのRiEです。
ホットヨガというと、ダイエットや美容に効果で身体にも良さそうな印象はがありますよね。
実際に、ホットヨガを愛好している海外セレブやモデル、女優は多くいます。
確かにポジティブな効果もたくさんあります。
ホットヨガは高温多湿という特別な環境で行うので、ホットヨガを行うと体調が悪くなるという人も意外多いです!
今回は、ホットヨガの危険性とケガをする可能性、ケガなくヨガを楽しむ方法についてご紹介します。
ホットヨガによる危険性
ホットヨガをすることで、考えられる危険が4つあります。
詳しく説明していきますので、特にホットヨガを今から始める初心者の方はよく読んでくださいね!
①自律神経のバランスが乱れる
夏の暑い季節、冷房の効いた室内と外の猛暑の気温差で体調を崩してしまった経験はありませんか?
ホットヨガも同じように、スタジオの気温と外気との寒暖差によって、体調を崩す人が少なくありません。
特に多いのが、自律神経のバランスの乱れ。
自律神経が乱れると、慢性的な身体のだるさ、めまい、便秘、不眠などを感じるようになります。
外気との寒暖差が大きいほど自律神経は乱れやすくなります。
レッスン後は身体を冷やさないように注意しましょう。
②脱水症状
ホットヨガのレッスンでは、インストラクターがこまめに水分補給のタイミングを言ってくれます。
60分のホットヨガのレッスンでは、1L以上のお水を飲むことが勧められています。
普段、お水を飲む量が少ない人にとって1L以上飲むことは大変ですが、飲む量が少ないと熱中症や脱水症状の原因になります。
インストラクターの指示が無くても、こまめに口に含むようにしましょう。
③ミネラル不足
汗をかくと、老廃物が排出されてデトックスやリフレッシュ効果が得られます。
ですが、一日2本以上レッスンに参加している方や毎日ホットヨガを行っている方は、もしかしたら身体に必要な栄養素が汗と一緒に出てしまっているかもしれません…。
これらが体内から出過ぎてしまうと、頭痛、めまい、手足のしびれなどが起きます。
実は、ホットヨガのインストラクターは自律神経のバランスを崩したり、汗をかきすぎて身体に負担がかかって体調を崩して辞めていく人が多いです。
ホットヨガで汗をかくことで血行が促進されて、身体の不調が改善される効果があります。
しかし、汗のかきすぎは危険です!
④肌荒れ
美肌効果を期待してホットヨガを始める方は多いですよね。
汗をかくと血行が促進されて代謝が上がり、老廃物が排出されるのでお肌のターンオーバーが促進されて美肌になると言われています。
肌が荒れてしまったり、乾燥してしまったら、レッスン前後のお手入れを見直しましょう!
- きちんとメイクを落としてレッスンに参加していますか?
- レッスン中、清潔なタオルでこまめに汗を拭いていますか?
- レッスン後、シャワーで身体を清潔に洗っていますか?
- シャワーの後はローションやボディクリームなどで保湿してますか?
- 結果を急ぎすぎてストレスを溜めていませんか?
ターンオーバーの関係で美肌効果を実感するまでに2~3ヶ月ほど時間はかかります。
途中で諦めずに続けてることで効果を感じられます。
美肌は1日にして成らず。
無理なく続けることが大切です。
ヨガで怪我をする可能性はもある
ホットヨガに限らず常温ヨガにも言えることですが、ヨガで怪我をする方は意外といらっしゃいます!
ヨガは運動が苦手な方や年齢を問わずに行うことができるのが大きなメリットと言えます。
正しい方法で行えば肩こりや腰痛など、身体の不調が緩和されたり改善に繋がりますが、間違ったやり方で行うと捻挫や関節を痛めてしまう可能性があります。
ケガをする可能性は、ヨガ初心者や久々にヨガを行った方だけではありません。
経験者やインストラクターもつい無理をしてしまったり、ミスアライメントによって怪我をすることがあります。
アシストされても自分の身体は自分で守る
最近はヨガインストラクターになりたいという人も増え、ヨガスタジオだけでなくイベントレッスンやオンラインでもレッスンを受けることが出来るようになりました。
しかし、実際は筋肉や関節の使い方など、身体の使い方に関する適切な指導ができないインストラクターが多いのも現実です…。
残念なことに、これは新米インストラクターだけでなく、経験年数に関係なく言えることです。
ヨガ教室での怪我は平成25年までは0件または数件だったのが、ここ数年で2倍近くに増えていることが分かります。
参考:NHKニュースおはよう日本「ヨガには危険もある 動き始めた指導者たち」
少し前の調査なので、現在はもう少し増えているかもしれません。
ポーズをアシストしてもらったがためにケガをした人は意外といます。
アシストをしてもらっても、もし自分の身体に抵抗や違和感を感じたら、無理にポーズをとり続けないでおやすみしましょう!
自分の身体は自分が一番分かりますし、自分にしか分かりません。
怪我なくヨガを楽しむ方法
ヨガで大切なことは、心も身体もリラックスすることです。
上級者が周りにいると、つい無理をしてがんばってしまいがちですが、がんばって難しいポーズをとる必要はありません。
どんな時も力みを手放し、深い呼吸と身体が喜ぶことを優先にヨガを楽しみましょう!
ヨガは他人と比べることではなく、自分と向き合うもの。
他人は無視しして、自分自身だけ見つめましょう!
まとめ
ホットヨガの危険性について見てきました。
ホットヨガには様々なメリットがありますが、危険なこともあるので注意してください。
外気との温度差によって自律神経が乱れたり、たくさん汗をかきすぎることで脱水症状、ミネラル不足、肌荒れを招くことがあります。
インストラクターにポーズをアシストしてもらう時は、少しでも抵抗や違和感を感じたら無理をしないこと。
ヨガで大切なことは、どんな時も力みを手放して心身リラックスした状態でいることです。
深い呼吸と身体が喜ぶところでポーズを深め、ヨガを楽しみましょう!
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