- ホットヨガをすることで何かデメリットってあるの?
- ダイエットしたいから、毎日ホットヨガしたいんだけどどうなんだろう?
ホットヨガスタジオに通いだした方!
どれぐらいのペースでヨガに通おうか迷いませんか?
わたしも悩んでました!
なので、今回は現役ヨガインストラクターの方に寄稿していただきました。
この記事を書いた人
RiE
ヨガ歴10年、講師歴6年のフリーヨガインストラクター
週10本ほど、ヨガクラスを担当。
趣味は美味しいものを食べること、料理、読書、美容です。
Instagram: irie_yoga_life
こんにちは!
ヨガインストラクター・ヨガライターのRiEです。
このページを見ていただいてるということは、ホットヨガに関するデメリットや、ホットヨガを行う頻度について興味をお持ちいただいてますよね?
ホットヨガは本来、体に良いものです!
ただ毎日ホットヨガを行うなど、頻度を間違えると生じるデメリットがあります。
この10年で、日本のヨガ人口は15倍以上に増えたと言われています。
と、同時にホットヨガスタジオの数も年々増加して通いやすくなりました。
ホットヨガには「痩せる」「体質が変わる」「肌が綺麗になる」など嬉しい効果が期待できます。
1日に2本以上レッスンに参加している方や、毎日ホットヨガをやっている方は少し注意が必要かもしれません…。
ホットヨガをすることで起こるデメリットや、ホットヨガをする理想的な頻度についてお伝え致します。
ホットヨガしようか迷ってる方、現在ホットヨガスタジオに通われてる方は、ぜひ読んでってくださいね。
ホットヨガのデメリット①:自律神経の乱れで引き起こること
自律神経とは、交感神経と副交感神経のことです。
この2つの神経のバランスが整っている状態が「自律神経が安定している状態」です。
仕事や勉強など、活動している時は交感神経が優位に。
休息時や睡眠時などリラックスしている状態は副交感神経が優位になります。
呼吸がしにくい
ホットヨガは高温多湿の環境で行うので、常温時より呼吸をしにくくなります。
ポーズを取っている時に浅く速い呼吸だったり、無意識のうちに呼吸を止めながらポーズを取っている可能性が高くなります。
その結果、交感神経が優位になりすぎてしまうのです。
正しい呼吸ができていないままホットヨガの頻度が高くなると、交感神経が優位になりすぎます。
その結果、自律神経のバランスが崩れ、以前に増して不調を感じるようになるかもしれません。
温度差で体に負担がかかる
私たちの身体は想像以上に温度に敏感です。
ホットヨガスタジオは一年中高温多湿に設定されています。
レッスンが終わってから冷房の効いた部屋へ移動したり、真冬など寒い季節は、室内と屋外の温度差で自律神経へ大きな負担がかかります。
自律神経失調症を引き起こす場合も
自律神経のバランスが乱れることを「自律神経失調症」と言います。
現代病とも言われているこの症状は、精神的なストレスから心身に不調が現れます。
ホットヨガを始めてから、下記のような身体的症状が出たり、より強く感じるようになったら注意が必要です。
- 慢性的な疲労
- だるさ
- めまい
- 偏頭痛
- 動悸
- ほてり
- 不眠
- 便秘
- 下痢
- 微熱
- 耳鳴り
- 手足の痺れ
- 口や喉の不快感
- 頻尿
- 残尿感など
このような不調が長引くと「イライラ、不安感、疎外感、落ち込み、やる気が出ない、憂鬱感、感情の起伏が激しくなる」といった精神的な症状が出るようになります。
ホットヨガを一度お休みして様子をみてください!
ホットヨガのデメリット②:汗のかき過ぎで引き起こること
ホットヨガの魅力は、何と言っても汗を大量にかけることです。
汗をかいた後は心身共にスッキリしますし、心地良い疲労感でリラックスできますよね。
しかし、ホットヨガのやり過ぎには注意が必要です!
熱中症・脱水症状に注意
レッスン中、インストラクターがこまめに水分補給のタイミングを言ってくれます。
お水を含む量が少ないと熱中症や脱水症状になる可能性があります。
身体に必要な栄養素が出すぎてしまう
汗をかくと、老廃物が排出されてデトックスやリフレッシュ効果が得られます。
汗には、私たちの身体に必要なナトリウム、マグネシウム、カリウムなどが含まれています。
これらが体内からですぎてしまうと、頭痛、めまい、手足のしびれなどが起きます。
実際にホットヨガのインストラクターは、自律神経のバランスを崩したり、身体に必要な栄養素が出過ぎてしまい、身体を壊して辞めていく人が多くいます。
レッスン後に食事や水に気を付ける必要がある
身体から出た栄養素は、食事で補いましょう。
ただミネラルやマグネシウムを多く含んだバナナや海藻類を摂ることはオススメです!
バナナや海藻類は身体に必要な栄養素を豊富に含んでいます。
代謝が良く、吸収率が高いレッスン後に積極的に摂りたいですね。
たくさんのミネラル成分が含まれているので、汗で栄養素が出ても、お水で補うことができます。
ヨガスタジオに置いてあるお水は、硬水のところが多いと思います。
コンビニやスーパーなどで買うときは、海外のお水を選びましょう。
(日本のお水はほとんど軟水です!
硬水は独特でクセがあるので、飲みにくく感じる方もいるかもしれません。
また、下痢や腹痛を引き起こす可能性もあるので、レッスン前に一度体質に合うか確認してみて下さい。
汗をかいた後の処理が必要になる
ホットヨガは大量に汗をかきますが、ホットヨガでかく汗はサラサラした良い汗で、お肌の水分が満たされます。
ただ、そのホットヨガ後に予定がある場合、汗をかいた状態でいくのは気になりますよね?
ホットヨガのスタジオにはたいていシャワーがあるので、シャワーを浴びれば問題ないのですが、それが面倒な人にとってはデメリットとなるでしょう。
シャワーを浴びる時間がない方は、メディカルシートやデオドラントシートなどで拭き取るなどの対策をしてもOKです。
荷物がかさばる
ホットヨガを行う際、常温で行うヨガよりも汗を書くので、ウェアや下着も通気性が良く、速乾性のある素材を選ぶことをオススメします。
可愛いヨガウェアを着るのはテンションが上がってとてもいいんですが、それを持ち運ぶとなると
普段の荷物よりも荷物が増えてしまいます。
ホットヨガが自分の体質に合っているか確認しよう!
ホットヨガはじっとしていても大量の汗をかきます。
暑いところや真夏が苦手な方は、ホットヨガは苦手かもしれません。
ホットヨガを控えた方が良い方
他にも、下記のような症状の方は、控えた方が良いです。
- 高血圧の方
- 心臓疾患がある方
- 脳梗塞の既往歴がある方
- カッとなりやすい方
- 高齢の方
- 妊娠中の方
ホットヨガは運動強度自体はそこまで高くないですが、外的要因で身体への負担がとても大きいです。
体調が悪いときは行わない
体調が悪い時や寝不足の時などは、絶対行わないで下さい!!
以前、ホットヨガスタジオに通っていた頃、寝不足の状態でレッスンに参加したことがあります…。
「ホットヨガには慣れているし、多少寝不足でもリラックス系のレッスンだったら大丈夫だろう」と安易な気持ちで参加しました。
しかし、途中からめまいがして、気分が悪くなり全くポーズに集中出来ませんでした。
ダウンドッグ など頭が下になるポーズは特に辛かったです。
ホットヨガに慣れている方は特に、自分の身体を過信して無理をしてしまいがち・・
その日の自分の体調を確認しながら、レッスン内容を選んだり、思い切ってお休みをすることが大切です。
ホットヨガを行うときは、体調を万全にして行きましょう!
ホットヨガは毎日しないで!
以上のことから、ホットヨガのやり過ぎは身体に負担がかかるということが分かります。
ホットヨガ経験に問わず、1日1レッスンまでにしましょう。
ホットヨガは、運動強度自体はあまり高くないですが、初心者の方はホットヨガの環境に慣れることを優先しましょう。
受けるレッスン内容も、リラクゼーション系や基礎レベルがオススメです。
まずは週2回ペースで初めてみて、慣れてきたら少しずつ頻度を上げてみてください。
慣れてくるとハイになって毎日のように通う方がいますが、逆に体調不良を引き起こす可能性もあります。
週3回以上通う場合は、パワー系とリラクゼーション系のクラスをバランスよく受けるようにしてみて下さい。
パワー系ばかりだと交感神経が優位に、リラックス系ばかりだと副交感神経が優位になります。
ヨガ哲学の観点からも、どっぷりハマり過ぎてしまうのは執着になります。
ホットヨガのメリットだけでなく、デメリットも確認した上で、ご自身の身体に負担のないペースでヨガライフをお過ごし下さい。
ヨガをやりだしたら、心身ともに健康になります。
引きこもって作業する日が続いてるので、タイでもホットヨガに行ってきました🧘♂️
暑いタイでわざわざホットヨガするなんてどうかと思ったけど、汗かくのは爽快ですね。
汗かくことに目覚めたので、明日はジムに行ってきます!
(急にやる気) pic.twitter.com/KfpDFpY1sK— さや@女忍者 (@nappy_saya) 2018年6月4日
休む時はしっかり休んで楽しくヨガを続けてくださいね。
ヨガとジムに通いだして1ヶ月の成果。
まだ腹筋は割れやんけど、前より引き締まってきた気がする🙌なによりヨガをすることで、自分のことを大切に扱える気がするのでやってよかったと思う\\\\٩( ‘ω’ )و //// pic.twitter.com/iu1JDag38D
— さや@女忍者 (@nappy_saya) 2018年10月8日
ヨガの先生の言葉が素敵だったのでシェアハピ💁
誰でも最初はできないもの。でもできないからって例えば赤ちゃんを責める人はいないでしょ?存在するだけで価値があるから。
あなた自身もそう、ただ存在するだけで価値がある。だからできない自分を責めないで!コツコツできるよう練習していきましょ
— さや@女忍者🟣 (@nappy_saya) February 24, 2020
身体が硬いから・・とヨガを避けてきた人生ですが、ヨガに出会えてよかったです。
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