- 筋トレの順番ってなにからやればいいの?
- 効果的な筋トレの仕方を知りたい!
ジムに行ったときにマシンはいっぱいあるけれど..
どのマシンから使っていったらいいか意外と迷いませんか?
この記事を書いた人
MORITO
5000人規模のスポーツクラブの責任社として勤務しているトレーナー兼インストラクター。
トレーナー歴は大学生時代のアルバイトも含めると10年目。
はじめまして。
健康運動指導士のMORITOと申します!
トレーナー歴は大学生時代のアルバイトも含めると10年目。
普段はフィットネスクラブの責任者をしながらトレーナー兼インストラクターとして現場に立ってます。
本日のテーマは「トレーニングをする際の筋肉の鍛える順番」についてです。
ある程度トレーニングに慣れてくると、どのような順番が一番効率が良いか考えるようになりますよね。
結論を言うと、初めは大きい筋肉から鍛える方が効果的です。
この記事では大きい筋肉を順番に説明しながら、筋トレの順番・おすすめの筋トレ方法について解説していきます。
筋トレの順番「大きい筋肉から小さい筋肉の順」が効果的な理由
早速ですが、結論からお伝えいたします。
トレーニングは「大きい筋肉」から鍛えていくのがベスト!です。
理由は3つあります。
②小さな筋肉もまとめてトレーニングできるから
③効果が一番出やすいから
それぞれ解説していきますね。
①大きな筋肉をトレーニングするにはエネルギーが要る
大きな筋肉をトレーニングするためにはその分膨大なエネルギーを要します。
もし仮に大きな筋肉のトレーニングを後半に設定したとしたら・・
既にエネルギーが枯渇しており、体力が残ってない状態でトレーニングしなければならなくなる可能性があります。
そうすると大きな筋肉を効率よく追い込むことができなくなるため、エネルギーが満ち足りている最初の段階で大きな筋肉を鍛えていくので
小さな筋肉もまとめてトレーニングできるから
大きな筋肉を鍛える種目は大抵「多関節運動」に当たります。
多関節運動とは読んで字のごとく「たくさんの関節が同時に動く動作」です。
また、もし仮に小さな筋肉からトレーニングしてしまうと先に小さな筋肉が疲弊します。
そうするとトレーニングの効率も悪くなってしまうので大きな筋肉からトレーニングして頂くのが一番理想的だと言えます。
③効果が一番でやすいから
筋トレの効果と言うとどのようなイメージでしょうか?
もちろん人によって考え方は様々ですが・・
- 重たいものが持てるようになる
- 筋肉が大きくなる
- 筋肉が立体的になる
- 筋肉が大きくなり基礎代謝が上がって体重が減る
などが一般的ですね。
筋肉の大きさランキング
大きな筋肉からトレーニングするメリットが理解できた所で実際にどの筋肉が大きいのかランキングで見ていきましょう。
- 1位:大腿四頭筋 (太もも)
- 2位:大臀筋 (お尻)
- 3位:三角筋 (肩)
- 4位:ハムストリングス (もも裏)
- 5位:大胸筋 (胸)
- 6位:上腕三頭筋 (二の腕)
- 7位:ヒラメ筋 (ふくらは
- 8位:広背筋 (背中)
- 9位:僧帽筋 (肩)
- 10位:上腕二頭筋 (力こぶ)
1位:大腿四頭筋 (太もも)
大腿四頭筋は実は4つの筋肉の総称です。
- 大腿直筋
- 中間広筋
- 内側広筋
- 外側広筋
4つの筋肉がすべて太ももについており、役割もほとんど同じなので総称して言われることの方が多いです。
ジムで大腿四頭筋のトレーニングをするなら、以下のメニューがおすすめです。
- レッグエクステンション
- レッグプレス
- スクワット
2位:大臀筋 (お尻)
大腿四頭筋が4つの総称なので、大臀筋は単体の筋肉では実は一番大きい筋肉です。
ジムで大殿筋のトレーニングをするなら以下のメニューがおすすめです。
- スクワット
- レッグプレス
- ヒップスラスト(バーベル)
3位:三角筋 (肩)
上半身で一番大きな筋肉です。大胸筋や広背筋よりも実は体積が大きいのです。
それだけ基礎代謝を向上させますのでトレーニングするならおすすめの筋肉です。
ジムで三角筋のトレーニングをするなら以下のメニューがおすすめです。
- アップライトロウ
- ショルダープレス
- サイドレイズ
4位:ハムストリングス (もも裏)
太ももの裏側の筋肉で、縦長の大きな筋肉です。
ジムでハムストリングのトレーニングをするなら以下のメニューがおすすめです。
- デッドリフト
- レッグカール
- グルートブリッジ
5位:大胸筋 (胸)
言わずと知れた胸の大きな筋肉です。
腕で物を押すときに作用します。
ジムで大胸筋のトレーニングするなら以下のメニューがおすすめです。
- チェストプレス
- ベンチプレス
- プッシュアップ
- バタフライ
6位:上腕三頭筋 (二の腕)
腕の裏側の筋肉です。
肘を伸ばす時に作用します。
ジムで上腕三頭筋のトレーニングをするなら以下のメニューがおすすめです。
- プレスダウン
- チェストプレス
- キックバック
- フレンチプレス
7位:ヒラメ筋 (ふくらはぎ)
ふくらはぎの筋肉です。テレビCMで湿布を貼る描写がよく描かれていますね。
歩く時やジャンプの時も作用しています。
ジムでヒラメ筋のトレーニングをするなら以下のメニューがおすすめです。
- マシンカーフレイズ
- ダンベルカーフレイズ
ランニングマシンに傾斜をつけて坂道を走るのも効果的です。
8位:広背筋 (背中)
背中を覆っている大きな筋肉です。
腕を引くときに作用する筋肉です。
ジムで広背筋をトレーニングするなら以下のメニューがおすすめです。
- ラットプルダウン
- シーテッドローイング
- デッドリフト
- ベントオーバーローイング
9位:僧帽筋 (肩)
皆さんが子供の時にお父さんやお母さんの肩たたきをしていたその部位が僧帽筋です。
肩を上げたり下げたりするときに作用します。
ジムで僧帽筋のトレーニングをするなら以下のメニューがおすすめです。
- バーベルシュラッグ
10位:上腕二頭筋 (力こぶ)
肘を曲げたときにぼこっと浮出る腕の筋肉です。
立体的だと腕が引き締まって見え、カッコいい腕になります。
肘を曲げる時に作用します。
ジムで上腕二頭筋をトレーニングするなら以下のメニューがおすすめです。
- アームカール
- バーベルカール
- ハンマーカール
少し曲がったバーベルでEZバーというツールを使うと、手首の負担が減りトレーニングの効率が上がりますよ。
筋トレメニューはこちらの記事で詳しく解説してます。
筋トレの順番を考えるポイント
ここまでは理屈だけで筋トレの順番を考えてきましたが、ここからは目的に応じてトレーニングする筋肉の順番を考えていきましょう。
①自分が一番鍛えたい筋肉を最優先
大きい筋肉をトレーニングするのが効率は一番いいです。
ですが、せっかくトレーニングするからには「自分自身が一番トレーニングしたい!」と思っている筋肉を優先させましょう。
一番最初に行うトレーニング種目が一番集中でき、追い込めるためトレーニング効果が得られます。
理屈よりもモチベーションを優先するのは時には大事です。
②鍛えたい筋肉の中で大きな筋肉から鍛える
鍛えたい場所が1つや2つじゃないかもしれません。
その場合は自分自身が鍛えたいと思っている筋肉をピックアップして、その中から大きな筋肉の順にトレーニングメニューを組みましょう。
③腹筋や背筋は最後にする
なるべくであれば「腹筋」「背筋」は最後に持ってきましょう。
理由は「すべての種目で使っている筋肉だから」です。
なので一番最初に疲労してしまうと他の種目でしっかり追い込めなくなってしまうのです。
最も鍛えたい箇所かどうかを見極めつつなるべく最後に持ってくるのが理想的と言えるでしょう。
全身をトレーニングするなら「下半身」から始めよう
先ほどもご紹介した通りですが、大きい筋肉はほとんど下半身に集中しています。
その割合はなんと全身の7割と言われています。
また下半身からトレーニングするメリットとして、下記の3つが挙げられます。
- 基礎代謝が向上しやすい
- 体幹が安定し他の種目も効率アップ
- 日常生活の質が向上する(ロコモの予防になる)
基礎代謝は筋肉の量と大きさに比例しており、単純に痩せやすい身体になるからです。
また、下半身が安定するとぶれない身体になるためベンチプレスやラットプルダウンなどの上半身の種目も効率がアップします。
下半身の筋肉をトレーニングするというのは、移動の全てを担うばかりか将来のロコモティブシンドロームの予防にも繋がります。
運動器症候群といって「歩く」「走る」「階段を上る」などの日常動作への障害があり、機能が低下しすこやかな日常生活が送れない状態を指します。
部位別に鍛える際の基本的な順番について
では各部位ごとに鍛える順番を確認していきます。
- 多関節運動・・たくさんの関節が同時に動く種目。
- 短関節運動・・一つの関節しか動かない代わりに筋肉に密に集中したトレーニングができる種目。
トレーニング用語では「コンパウンド種目(多関節運動)」「アイソレート種目(単関節運動)」という言い方をしますが同じ意味です。
胸のトレーニング
①ベンチプレス
②インクラインベンチプレス
③バタフライ(ケーブルフライ)
まずはベンチプレス、インクラインベンチプレスなど押す動作から行います。
その後バタフライやケーブルフライに移行し、更に密に大胸筋を鍛えていきます。
フライ系の種目も細かい筋肉を使いますが、大胸筋の負荷が大きいのでこの順番です。
背中のトレーニング
①デッドリフト
②チンニング
③ベントオーバーロウ
④ワンハンドローイング
背中のトレーニングは「握力」との闘いです。
まずは「デッドリフト」「チンニング」でしっかり追い込みをかけ全体を鍛えます。
その後は残った力で細かく細かく背中に負荷を与える種目を行いましょう。
下半身のトレーニング
①スクワット(レッグプレス)
②ランジ
③レッグエクステンション
④レッグカール
スクワットとレッグプレスはトレーニングの熟練度で選んでください。
全体を追い込んだらランジ系の種目で更に片足ずつ刺激を入れて、ラストはマシンで細かい筋肉を一つずつ鍛えていきます。
まとめ:結局鍛えたい筋肉が最優先である
結論、大きな筋肉からトレーニングすることさえできていれば筋トレの順番は問題ありません。
そこにプラスして自分自身がしっかりトレーニングして引き締めたい箇所を前半に行う事で、トレーニング全体の効率が良くなります。
そして一番大切なのはケガをしないようフォームを固める事です。
いきなり重くせずにフォームを固めてから、徐々に追い込みをかけていきましょう!
初心者の方は、気軽に筋トレを始めてみてくださいね。
その後は、リバウンドを防ぐためティップネスに通ってます!
自分のなりたいスタイルに合わせて、パーソナルトレーニングジムも将来的にみて
コスパがとてもよかったのでおすすめです!
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